それにしても、薄暮の国立(写真上)はとてもきれいでした。 元旦は、柏vsガンバの対戦。国立のバックスタンドから、正月ならではの澄み渡った空気の向こうにそびえるドコモビルを眺めながら、ガンバの執念を後押しするつもりです。
皆様も良いお年をお迎え下さい。
今日はクリスマス・イブです。ケーキ、プレゼント、クリスマスソング、デコレーション(ツリー・イルミネーション)といったお祭りの要素がてんこ盛りのクリスマスというイベントは、お祭り好きの日本人にピッタリなのかもしれません。最近は、2人きりのクリスマス流行(ばやり)で、TVでもロマンチックなクリスマスソングで盛んに煽り立てています。家族揃ってクリスマスを祝うという本来のイベントの意味合いが失われてしまいつつあり、残念です。
入替え戦第2戦、新潟から磐田に駆けつけた反町姫から写真を送って頂きました。名波の選手としての最後の写真です。試合中はベンチからオフト以上に声を出して、まるでコーチのようだったそうです。
ポスト名波(?)の松浦選手の2試合3ゴールの活躍でジュビロがからくもJ1残留を決めました。それにしても、第2戦ロスタイムに入ってからの仙台の気迫のこもった攻撃は見事でした。ジュビロにちょっとしたツキがなかったら、2-2のドローで仙台のJ1昇格という劇的な幕切れを迎えていたかもしれません。ベンチにはオフト。ドーハの悲劇の再現が起こっていたかもしれません。それにしても、2枚の交替カードを残しながら、終盤に何の手も打たなかったオフトの采配は疑問です。連携を崩したくなかったのでしょうが、交替で時間を稼ぐことは当然行うべきでしたし、名波あるいはゴンといったベテランを投入して、チームと試合の流れを落ち着かせて、仙台の勢いを止めるべきでした。肝心のところで固まってしまうこの監督の限界を見る思いでした。(もともと選手交替を行わない頑固な監督ではありますが・・・。)ただ、「J1残留が自分のミッション」と潔く退任を申し出た態度は立派。ジュビロはしっかりと長期的視野を持ってパスサッカーのジュビロというチームを再建出来る監督を起用し、来期に臨んで欲しいものです。 (反町監督が湘南に行ってしまったのは残念です。)
Jリーグ第3節鹿島vs磐田戦。伝統の赤対青の1戦は、かたや優勝争い、かたや残留争いながら、お互いに「絶対に負けられない戦い」となりました。こういう時は得てしてスコアレスドローになるものですが・・・。ジュビロにとりロスタイム4分は長すぎました。終盤での名波とゴンの投入は、ベテランの投入でゲームを落ち着かせて終えることを狙ったのでしょうが、ただ前線に蹴り返すだけのサッカーでは、2人を活かせず、終了間際の失点は、サッカーの神様の公正な裁きだったと認めざるを得ません。残留決定は、最終節にもつれこんでしまいました。来週はヤマハスタジアムで、直接気を送って来ます。
カタール戦の快勝、ビデオで観ました。う~ん、達也の1点目と玉田の2点目は、W杯本大会のGKだったらセーブされていたでしょうね。GKが尻餅ついたり、いかにカーブがかかっていたとはいえ、シュートの軌道を追い越しちゃあね。ちょっと微妙な圧勝ですが、チャンスにはバイタルエリアに複数の選手が飛び込んでおり、ラスト・オプションが確実に増えていたのは事実。岡田ジャパンの進化を感じました。素直に喜びましょう。
反町姫から、10月18日のガンバ大阪戦の写真を頂きました。1-2でスコア的には惜敗ですが、内容的には「かなりヤバかった」ということです。残り3節。柏・鹿島と難敵が続きますが、2試合で残留を決め、最終戦(ホームでの大宮戦)で名波の花道を作ってあげて欲しいものです。
覚悟はしていましたが、ついに来る日が来てしまいました。モリシに続いての名波の引退発表。(今日のシリア戦、大久保がゴール・パフォーマンスでモリシの飛行機ポーズをしながら、「森島さ~ん」と言っているように口の動きが見えたのは私だけですか?)ひとつの時代が終わりました。
2006年9月23日、31年ぶりにつま恋を訪れていました。75年夏。ぎらつく太陽のもと6万5千人の若者を飲み込んだつま恋は、文字通り熱気が渦巻き、殺気だった雰囲気さえありました。世はオイルショックにより物価が高騰し、「狂乱」という言葉が時代のキーワードでした。一方で学園紛争は既に過去のものとなり、「シラケ世代」と揶揄された当時の若者にとって、エネルギーのはけ口を見出しにくい時代でもありました。拓郎とかぐや姫という当時としては異色なジョイント・コンサートは、ミュージシャンと観客との真剣勝負の感がありました。素肌に白いベストを羽織り、バンダナを巻いた拓郎の姿とだみ声は30年以上を経た今でも鮮明に蘇ります。そして、31年後の「つま恋」は、NHKの番組タイトルの通り、和やかさと懐かしさと暖かみにあふれた「35,000人の同窓会」でした。拓郎の還暦を祝う会でもあり、昔を懐かしみながら、観客がそれぞれの30年間を互いにねぎらった集いでした。前回のクライマックスは、65,000人が夜明け前の30分間延々と大合唱を続けた「人間なんて」でした。エネルギーが昇華し、それが太陽になって上ってきたような錯覚がありました。今回のクライマックスは、花火をバックに、全員で合唱した「落陽」でした。「みんなが好きな歌を歌ってあげるよ」という拓郎のやんちゃな曲紹介に野次がとぶこともなく、どよめきとともに始まった大合唱は、3万5千人の人生の重みが込められた、とても味わい深く、美しいものでした。ただ、それ以上に鮮明に心に焼き付いたのは、中島みゆきの「永遠の嘘をついてくれ」でした。純白のブラウスにジーンズというスタイルで現れた中島みゆきの凛とした美しさに思わず息を飲んでしまいました。決して好きなタイプではなかったのに、そこには確かに女神がいました。その時はこの曲の名前さえ知りませんでした。ただ、不思議に魅かれ、胸に響くものがありました。それが何故だったのかは、暫らくたってから、その曲について調べて、判りました。(続く)
大阪に出張することになり、駅のキオスクで久々にNumberを買いました。何故か表紙のオシムに惹かれたからです。オシムのロングインタビューに始まって、トルシエ、ジーコ、ヒディンク、マチャラの日本サッカー論は、秀逸でした。日本代表サポーターにとって、これほど価値のある¥530は無いと思います。お勧めです。
いよいよ明日はウズベク戦。バックは、闘莉王と阿部が戻りそうですね。阿部のSBというのはどうかと思うのですが、流動的なゾーンで守るという4バックならぬ3.5バックということでしょうか?ボランチは、遠藤・稲本のゴールデン世代復活?俊輔・香川に大久保を絡めて、玉田のワントップというところでしょうね。途中から興梠使ってみたいですね。いずれにせよ、守備に集中して失点をしないこと。はっきりと3バックでもいいのでは?FKのチャンスをひとつでも多く作って、その中のひとつを決めればいいくらいの気持ちでやれば、いいんじゃないですか?とにかく、ペナルティエリア付近ではつっかけて、強引にシュート体制に持込むこと。それで、相手のファールを誘う。(但し、大久保のシミュレーションは厳禁!)ホームらしいゲームにこだわる必要なし。今回は、内容よりも勝ち点3。俊輔のFKからの1点、流れからの香川の2点目で2-0の快勝となれば文句なし。明日は、森林インストラクターN隊長と勝利を祈ってトンカツを食してから埼玉スタジアムで生応援です。天気は雨が昼過ぎにあがって、試合開始時は曇りか晴れ。本番の天気を見越してUAE戦でピッチに水を撒きまくった岡ちゃんの作戦は、まずは成功。いい予行演習が出来たことになりますが・・・。(写真は、「S女史」改め「反町姫」撮影のUAE戦。S女史ではあまりに硬いので、勝手に命名させて頂きましたが、如何でしょうか?「苦しゅうない」との言葉が返ってきそうです。)

機上で「今度こそ最後の北京便り」を書いています。
しばらく別ネタで掲載を休んでおりましたが、北京五輪レポートの続きです。
スーパー陸上のクライマックスは朝原選手のラストランと引退セレモニーでした。スタンドに向けて手を振りながらトラックを一周する朝原選手の後ろを北京五輪のリレー銅メダルメンバーが横断幕を掲げて従います。いかにも朝原選手の人間性をうかがわせる瞬間でした。朝原選手は、最後に五輪での銅メダルを獲得したものの、それまで五輪でも世界陸上でも勝てず、日本記録保持者でもありません。いわゆる、記録に残る選手ではないものの、記憶に残る選手です。その人間性が、応援する観客に何かを訴えかけ、勝利や記録を超えた感動を呼ぶのでしょう。 
皆さん、お仕事ご苦労様です。今日は、敗戦の重い気分を引きずりながら、万里の長城と紫禁城の観光です。 観戦のこぼれ話をいくつか。