2008年10月29日水曜日

良い子は道路でサッカーをしてもいいの?

再び、リトアニアでのお話です。
朝、町を散歩していると、右の写真の標識を見つけました。「良い子は道路でサッカーをしてはいけません」って標識ですよね。「車が通るから危ない」と。ところが、もう少し先で、今度は赤い斜線の無い標識を見つけました。この道路はサッカーOK?ホテルのフロント係に標識の意味を聞いたら、自分は判らないということで、いかにも物知りそうな掃除のお爺ちゃんをつかまえて、通訳してくれました。どうも、赤い斜線の方の標識は、「狭い道路なので人も車も進入禁止」。赤い斜線の無い方は、「道路は狭いけれど車も人も入ってOK」ということらしいです。大人と子供がサッカーをしているように見える絵柄は、単に大人と子供が歩いている絵柄とか。でも、「夜になると若い連中が道路でサッカーしてるよ」とウインクしながら、お爺ちゃんが説明してくれました。
リトアニアは、現在、南アW杯欧州予選でフランスやルーマニアといった強豪を抑えてグループトップ争いをしています。最新のFIFAランキングも前回の54位から急上昇して、日本の32位のちょっと下の37位。お互い頑張って、南アで戦いたいものです。それにしても、「ストリートサッカー」っていい響きですよね。日本でも昔は「路地裏での親子のキャッチボール」ってのがありました。あのボールを受けてから投げるまでの間合いがコミュニケーションにちょうどよかったし、ボールを相手の胸めがけて丁寧に投げ込む気持ちってとても大事なことだったんですけどね。まさに心の交流の一刻(ひととき)だったのですが・・・。そんな意味もあって、ストリートサッカーには憧れますし、ストリートサッカーの国にはどうあがいても追いつけない何かを感じます。昔、高校から駅までの帰り道、ひとつの空き缶を最後まで蹴り続けられるかどうかっていう遊びをしていましたが、あれも一種のストリートサッカーだったといえるのかどうか・・・。

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