2010年6月14日月曜日

E組開幕 - 初戦カメルーン戦

とうとう、この日が来てしまいました。金子達仁氏の「日本代表、木端微塵惨敗説」に与(くみ)する者としては、今更、やきもきするのもおかしい話ですが、ついつい、げんを担いで、お昼は森林インストラクターN隊長と日韓W杯の運営にも関わったバロンSさんと、恒例の「トンカツ」ランチ@とんかつ富士を企画しました(ちなみに夕飯はカツ丼)。ところが、ちょっとした行き違いで、お二人とは合流できず、一人寂しく、「さぼてん」で大奮発のイベリコ豚のトンカツをつつく羽目に。「スペインも食うぞ」といきがってみるのも、何か虚しさがありました。
さて、E組。オランダのスピードをデンマークが体を張って止める攻防は見応えがありましたが、オランダのスピードは異次元の速さ。しかもペース配分しながら、そのスピードを90分間持続するという大人のサッカーはさすがです。相手のオウンゴールのみでしっかり勝ち切ってしまう(オマケの2点目が入りましたが)というゲーム展開にも格の違いを感じさせました。刀を抜かずして、相手を屈せしめてしまう達人の技というべきでしょうか。1強3弱のグループでは、最終戦で、既に突破を決めているであろうオランダとあたるカメルーンが組合せ的には有利です。木端微塵論を唱えながらも、オランダのオマケの2点目に、つい、得失点差を思い浮かべてしまう悲しい性(さが)に苦笑しながら迎える我が日本代表の初戦。本田のワントップといわれていますが、サッカージャーナリスト杉山茂樹氏が半ば捨て鉢に提唱していたゼロトップの布陣です。スリーボランチにゼロトップ。混乱の極みの岡田監督が期待のみで組んだ破れかぶれ布陣。岡田ジャパンの2年半の積重ねはどこに行ってしまったのか。これが岡田監督の目指していたサッカーなのか。前半は0-0でもいいというゲームプラン通り引いて守る日本は、ボールを蹴り出しては、ルーズボールを拾われて、カウンターを受ける展開。無闇に高い位置からのチェーシングして体力を消耗する戦い方ではないものの、この押され気味の展開は、後でボディブローのようにきいてくるはずです。薄い空気のせいか、こころなし日本選手が口を開けて息をしているのが気になります。と書いているところで、松井のキックフェイントの切返しからのクロスに本田が落ち着いてシュート。ゴォ~ル!!!!!結果的に、岡田監督の起用がピタリと当った感じですが、これも、ハエのようにボールに群がり、カメルーンにサッカーをさせなかった守備の賜物。ただ、この集中力を残り45分持続するのは、不可能。とにかく、早い時間帯でカウンターからの2点目を取れるかが、勝負の分れ目。岡田監督の選手交替の采配に注目。と、書いたところで、守備的FW2枚投入という岡田監督ならではの采配で最後まで守り切って、岡田監督してやったりの快心のゲームでした。素直にうれしいです。トンカツのお陰です。オランダ戦は、東京ドームでのパブリックビューイングの前に目黒の「とんき」で。デンマーク戦は、霊験あらたかな「とんかつ富士」で。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

滋賀のKです。勝点3は何であれ歴史的な勝利。カメルーンを完封したことは特筆すべき椿事。「でかした!」オランダ戦、昨年の対戦の前半のようなオーバーヒートはもう出来ませんが
得点までの展開は快心でした。あの展開が対戦のヒントになるでしょう。勝点ゲットを期待しましょう。オランダ戦は後半出場するでしょう俊輔に奇跡を起こしてもらいましょう。無理かな?結局デンマーク戦が山場となりますかね。稲本あたりがキープレーヤーになるような予感がします。グループEも気になりますが、今大会はどのグループも面白い。コートジボアールVS.
ポルトガルもそして北VS.ブラジルも注目です。