2010年6月12日土曜日

南アからのひどく悲しいレポート

朝日新聞に南アからのひどく悲しいレポートが掲載されていました。カメルーンに5対0で負けたとしても、これ程悲しい想いにはならないと思います。キャンプ地ジョージに日本代表が到着した際の話です。空港にジョージの市民が集まり、小旗を片手に日本代表の到着を待っていました。到着が3時間以上も遅れたにもかかわらず、市民たちは我慢強く待ち続けていたということです。ところが、到着した日本代表は、飛行機を降りるや一目散にバスに乗り込み、集まった市民を置き去りにして行ってしまったそうです。市民たちには、歓迎の為に用意していた歌や音楽を披露する時間さえ、与えられませんでした。岡田監督は市民たちに目もくれず、闘莉王は耳にイヤホンを当てたまま。本来だったら、監督が選手を押しとどめて整列させるべきでしょう。視野狭窄症に陥ってしまった今の岡田監督にそれが望めないならば、チームキャプテンの川口かサッカー協会の随員が監督に代わって然るべく対応すべきです。ジョージの街は、時ならぬ日本語ブームで、市内には日本語の表示が溢れています。(ホテルの「欠員」のサイン(=Vacancyの誤訳)はご愛敬ですが。)そんな市民のホスピタリティに応えられなかった日本代表は、寂しい限りです。W杯という世界の祭典に参加するサッカー日本代表は、日本人代表でもあるのです。日本人の誇りをもって、好感と尊敬の念を得られるようなピッチ外での(望むらくは、ピッチ内でも)振る舞いを期待したいものです。出来るならば、8年の時を経ても未だ続いている中津江村とカメルーンのような関係をジョージの町と築いてくれることを祈るのみです。
ところで、韓国は、アジア代表として見事なサッカーを繰り広げてくれました。韓国の快進撃を併せて祈りたいと思います。

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