2011年7月6日水曜日

若きSamurai Blueメキシコに散る

U-17準々決勝ブラジル戦、正に華麗に舞い散る青い桜花でした。マスコミによっては「マイアミの奇跡再現ならず」の見出しをつけていましたが、15年前のアトランタ五輪の際の防戦一方の戦いぶりとは様変わりの堂々たる互角の戦いでした。結局はブラジルの個人技に屈したものの、日本の組織力で十分世界に対抗出来ることを証明してくれた90分間でした。ブラジル相手にボール支配率(52%)で上回る戦いをしたことだけでも快挙です。そして、後半32分高木のゴールラインギリギリからのマイナスの折返しが詰めていた早川の背後を通って、駆け込んで来た中島にピタリと合った瞬間のブラジル守備陣の驚愕の表情。それを冷静にゴールに流し込んだ中島。全ての動きが見事に噛み合い、美しいという形容に相応しい素晴らしいゴールでした。最後は2-3の1点差の惜敗でしたが、一時は3点差をつけられたことも事実。1対1の戦いでは個人技でことごとくかわされてしまったことも事実。若きサムライ達は、世界との距離の近さ、そして、その最後の僅かな距離感と乗り越えなければいけない壁の高さを肌で感じたはずです。次の戦いは2年後のU-20W杯トルコ大会、そして、5年後のリオデジャネイロ五輪。その時は鮮やなリベンジを演じてくれそうな予感がします。

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