2011年7月14日木曜日

なでしこ快勝 - パウル2世を破る

「日本の強さは団結力」とは岡崎選手のAC広告での言葉ですが、それを実証してくれたなでしこの快勝でした。ボールキープ率60%はチームワークの高さの実証。とどめの3点目の川澄のループは、キーパーが飛び出しがちというスウェーデンの弱点が初先発の選手にまで浸透していたことの実証。ハーフバウンドのボールをコントロールしてループシュートを放った川澄の技術は見事でしたが、冷静さを保ってシュートを打てたのは、チーム戦略が浸透しており、心の準備が出来ていたからこそです。最後の逃げ切りの選手交代に初出場の選手2人を入れるという佐々木采配は、通常であればあり得ないものです。監督の選手への厚い信頼と控えの選手を含めたチームワークへの自信のなせる技。全てが素晴らしい!
南アW杯の際には、今後のサッカー界の為にもスペインに優勝して欲しいと願いましたが、今回のなでしこも日本代表だからという枠を超えて、本当に頂点に立たせてあげたいチームです。優勝という歓喜で報いてあげたいと思うチームですし、それに十分値するチームです。
ところで、ドイツの水族館ではタコの予知能力を検証する為、パウル2世君も含めた8匹のタコに予言をさせているそうです。スウェーデン戦の勝利予想は、4匹が日本、2匹がスウェーデン、1匹は無判定、1匹病欠との結果だったとか。多数派の日本勝利予想が見事に当たったわけですが、パウル2世君の予想はスウェーデン勝利。なでしこの団結力の前にパウル2世屈す。

0 件のコメント: