決勝のPK戦の際のエピソードです。PKの苦手な沢は、蹴りたくないので最後のキッカーにしてくれとお願い。佐々木監督が「せめてGK海堀の前に蹴れ」と切り返して笑いが起きたというのは報道されていますが、監督は勝負のかかったキッカーは沢に決めていたとのことです。そこで、熊谷の順番の際に「先、行け!」と沢に叫んだところ、「紗季、行け!」 と聞き間違えた熊谷がボールに向かってしまった。話が出来すぎていて、真偽の程は不明です。
その一躍ヒロインとなった熊谷選手(写真)。帰国直後の学生との合コンの一部始終が男子学生のツイッターで実況中継され、大変な騒ぎに。監督批判したとか、男子学生に金メダルをかじらせたとか・・・。サッカー協会から厳重注意を受けた上、自身のツイッターも炎上し、精神的に大変な打撃をうけているものと思います。フランクフルト所属のプロ選手とはいえ、まだ二十歳の女の子。慣れない酒の席での仲間とのヨタ話にこれ程大騒ぎするのは如何なものかと。小倉日本サッカー協会会長の「よくそんな時間あったよね。僕なんかすぐ寝ちゃったのに元気だな。大したもんだよね」と笑い飛ばす態度が正しい対応だと思います。
それにしても、九州電力の原発やらせ投稿依頼同報メールといい、この男子学生のツイッターといい、大人も子供も情報発信の重さの自覚の欠如が甚だしい。また、インターネットの危うさに関する認識が余りに低過ぎます。インターネットの世界は常に見えない敵に囲まれ、見えない観客から注視されています。仲間とのパス交換(コミュニケーション)にも細心の注意が必要なのは、なでしこのピッチ上での戦いと同様です。自戒も込めて。
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