2011年9月26日月曜日

Project Nadeshiko - 尾瀬と東電、そして、太田裕美

3連休を利用して尾瀬に行って来ました。1日目は尾瀬ヶ原を縦断して尾瀬小屋泊。2日目に燧ケ岳(ひうちがたけ)に登って、檜枝岐(ひのえまた)温泉泊。最終日は尾瀬沼の畔をトレッキング、というトラベルプランナーN隊長の面目躍如たる尾瀬を満喫し尽くす日程です。1日目は鳩待峠からアヤメ平経由で見晴に抜けるという比較的マイナーなルートでしたが、それにしても連休中の尾瀬とは思えないほど閑散としておりました。旅館で聞いてみると、宿泊客は昨年の4割減らしく、福島県のはずれに位置し、福島原発からは遠隔地であるにも拘わらず、原発事故による風評被害は深刻なようです。今回のプロジェクトは、新メンバーDr.Kの誕生日を祝うとともに、東北支援の意味合いも込められています。宿は福島、3日間の昼の食材はシェフパTが厳選した岩手せんべい汁他の東北産品。尾瀬のゴミ拾いボランティアもいつも通り実施しました。従来は、東電がグリーンボランティアの名称で、ゴミ袋、バッジ、記念品の3点セットを配布し、参加者を募っていましたが、経費削減の影響か、募集は中止されていました。東電による尾瀬の保有継続の是非も含めて悩ましい問題です。
さて、本題です。燧ケ岳は東北最高峰(写真は燧ケ岳山頂から望む尾瀬沼。遥か彼方に富士山が一瞬顔を覗かせました)。尾瀬小屋からの高低差は1,000m、全行程9時間。山頂アタック時にはスタミナ切れ、下山途中から足の踏ん張りが効かずという悲惨な状況でした。疲労の為にややもすると集中力が途切れがちになってしまうのを防ぐのが、「声」です。もともとは、単調な樹林帯のトレッキング時の気分転換を目的に、クマ除けと称して始めた「しりとり歌合戦」ですが、今では、我々の登山には欠かせない要素となり、疲労低減、集中力の維持にも役立っています(多分)。毎回、曲のレパートリーも広がり、今回は太田裕美の「赤いハイヒール」が登場しました。ここで、どうでもいい細部にこだわる我が登山チーム内での論争。赤いハイヒールと木綿のハンカチーフとでは、どちらが先にリリースされたか。赤いハイヒールのプチブレイクが木綿のハンカチーフの大ヒットに繋がったという説を、歌謡史には絶対的な自信を持つN隊長が真っ向から否定。という訳で、調べてみました。次回は太田裕美ファンのDr. Kに誕生日プレゼント替わりに捧げる「太田裕美物語」。

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