2011年9月2日金曜日

なでしこ発進

「ノルウェーの森」の続きを書かなければならないのですが、男女五輪予選、W杯予選が開始されましたので、閑話休題。
なでしこがロンドンに向けて発進しました。ロンドン五輪最終予選初戦、タイ戦。佐々木監督は11日間で5戦という強行日程を勘案して、中盤4人を総入替えし、ターンオーバー制を採用してきました。ひとつの取りこぼしも出来ない状況下、なかなか勇気のいる戦術です。なでしこ達は開始3分で実力の差を実感したと思います。しかし、相手陣内の高い位置でボールを奪い、ほとんどタイ陣内でゲームを進められる展開ながら、無得点のまま前半終了。焦ってもおかしくない展開ですが、主力投入の選手交替は宮間のみにとどめ、ターンオーバー制を堅持した采配は見事でした。選手もよく期待に応えて、3対0の勝利。多少物足りなさは残りますが、堂々たる横綱相撲で、王者なでしこ、上々の滑り出しです。前半の苦戦は、宮間も言っている通り「苦しい試合だったからこそ、スイッチが入った」とむしろいい刺激になったと思います。なでしこフィーバーによる疲労蓄積の影響は杞憂に終わりそうです。そして、貴重な先取点を決めたのは、またしても川澄。好調を持続している川澄がラッキーガールになりそうな予感。

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