2011年6月20日月曜日

世界への第一歩 - 五輪予選開始

U-22五輪予選が始まりました。(写真は1ゴール1アシストと大活躍の清武)ホームでの3-1の先勝。ゴールはいずれもワールドクラスのビューティフルゴール。普通なら「快勝」と手放しで喜んでいいところですが、ホーム&アウェー、アウェーゴール2倍ルールでは、微妙なスコアとなりました。第2戦が1点差の負けでも勝ち上がりという有利な条件ではありますが、中東でのアウェー戦という独特の雰囲気の中で先制点を許してしまうと、とたんに浮き足立ってしまう不安が残ります(追加点を与えて2-0の負けならば、予選敗退)。逆に先制点を奪えば、クウェートの戦意を喪失させることになります。2-0での勝利を狙って序盤から前がかりになってくることが予想されるクウェートに対し、冷静にその裏をつく攻撃を仕掛けられるか。このチームの精神的成熟度が試されそうです。捻挫が治癒していれば、永井のスピードが絶好の武器になるのですが。
今回の五輪代表世代は、アジアの壁に阻まれ、U-17W杯、U-20W杯への出場を逃しています。いわゆる、「世界を知らない世代」です。それだけに、五輪出場にかける思いは強烈なものがあります。それが逆にプレッシャーにならなければいいのだがと心配するのは、今の若い世代には取り越し苦労でしかないのかもしれません。永井、大迫、山崎、原口という多彩で強力なFW陣(今回招集されていない宇佐美、宮市もいます)が、世界への扉を文字通りぶち抜き、世界デビュー戦の五輪の舞台でとんでもないことをやってくれそうな予感に似た期待があります。

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