2011年5月22日日曜日

USA

米国で羨ましいと思うのが写真の光景。フィラデルフィア美術館での一コマです。きっと幼稚園の遠足兼社会見学(Field Trip)なのでしょう。保母さんが手にしているのは、赤やピンクの造花。絵の花瓶の中に活けるとしたらどのお花がいいかしらという訳です。壁のゴッホの「ひまわり」は勿論本物です。以前、東京でゴッホ展が開催された際、さすがに今日は空いているだろうと台風の日に出かけて行ったにも拘らず、長蛇の列だったのを思い出しました。
米国の教育には学ぶべき点が多々あります。米国駐在当初、長女はアルファベットも知らない小学1年生のまま現地校へ。学校でどうやって英語を教えるのかと思ったら、まずは「I like 〜」で絵本を見ながら自分の好きなものの単語を覚えていきます。次に「I want to 〜」で自分のしたいことの動詞を覚えていきます。そして、この2つの表現さえ出来れば、自然に友達が出来、友達との会話を通じて英語力が身につくという仕組みです。日本でも一部の小学校で英語の授業が始まっています。さすがに"This is a pen."ではなく、挨拶の言葉から始まるようですが、小学1年生がお互いに"How are you?"と言い合っているのもどんなものかと。英語の授業が増えた分、国語の授業が減ってしまったそうです。学問に優劣はありませんが、国語が犠牲になっているというのはちょっと残念です。因みに長女が最初に覚えた単語は"dog"。当時保育園に通っていた次女の場合は"my turn"。保育園のブランコの順番待ちでなかなか乗れなかった娘が、みんなが言っている言葉を真似したらブランコに乗ることが出来たということで、彼女にとっては魔法の呪文だったのです。

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