2011年5月18日水曜日

南米選手権出場叶わず

久々のサッカーネタです。写真は、17日にドイツ・デュイスブルクで行われた東日本大震災復興支援の為のチャリティマッチです。ブンデスリーガー優勝のドルトムントと香川を主将とする欧州でプレーする日本人選手らの選抜チームが対戦しました。観客数は約1万人とちょっと物足りないものの、スポンサーが寄付した100万ユーロ(約1億1600万円)に加え、入場料、放送権収入など計約120万ユーロ(約1億3900万円)が義援金となったとのことです。いまだに世界各国に広がる支援の輪には深く感謝したいと思います。
一方で残念な話題。懸案の日本代表の南米選手権への出場は、結局、招待辞退との結論に至りました。原JFA技術委員長が自ら欧州各クラブを訪問して説得を試みましたが、欧州クラブの大半から選手召集容認の協力を得られなかったということです。日本復興には支援するが、日本代表強化の支援は別問題との割切りでしょう。JFAも「日本を元気づける為に協力して欲しい」と要請したものの、欧州各クラブは、結局は日本代表強化であり、更には南米サッカー連盟の日本からの放映権収入狙いには協力出来ないと判断したのでしょう。已むを得ない結論ですし、それほど日本人選手が各クラブにとって重要なポジションを占めていることの証でもあります。世論を盛り上げつつ、どこか大所の欧州クラブをまずおとして、交渉を有利に進めるといったようなテクニックをJFAに望むのも酷でしょう。南米選手権でのアルゼンチンとの真剣勝負が見られなくなったのはサポーターとして残念ですし、日本代表にとって、またとない強化のチャンスが失われてしまったのは大変は損失ですが、諦めましょう。とはいえ、9月からはW杯アジア予選が始まってしまいます。早急な強化スケジュールの見直しが必要とされています。

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