2010年10月19日火曜日

台湾紀行3 - 飲茶の旅

台湾の旅も最終日。今日は、フライトの関係で実質半日のスケジュールながらも、菜心のママは、タップリ1日のコースを頑張って半日に詰め込んでくれました。汐止で牡蠣入り素麺と汁米粉の朝食を取った後、朝市を見て回って、更に基隆河河川敷公園を散策してから、忠列祀へ。まさに様式美の極致である衛兵交替式の感動を引きずったまま、郊外の広大な盆栽園へ。素人でも名匠の技の凄味が伝わってくるような一鉢、一鉢を観賞した後は、台北中心街へ戻って、飲茶で中国4,000年の味を堪能。
これでもかこれでもかというくらい、次々にこだわりの料理を出してくれていた菜心のママらしい、超豪華フル・コースのスケジュールでした。感謝してもしきれませんし、たまたま連れて行かれて、味にはまって、通い詰めた東京でのご縁がこのような夢のような台湾旅行につながっている運命の不思議さと素晴らしさを感じずにはいられません。味わい深い一品、一品が間を置かずに次から次に出てくる旅でしたので、最後の食事が飲茶で締め括られたのは象徴的でした。
菜心のママは元気でした。菜心ファンの為に、ママの写真を掲載致しました。台北の中心部のマンションから郊外の菜園まで毎日通い、野菜を育て、植樹をしています。日本流のゴミの分別を地域に普及させたり、ネットで天燈の作り方を広めたりと、相変わらずエネルギッシュに動き回っています。菜園の中に民宿を開くのが今の夢ということですが、日本での生活への未練も断ち切り難く、気持ちは日々揺れ動いているようです。菜心ファンとしては、是非もう一度日本でお店を開いて欲しいのですが、台湾料理はやはり台湾で食べるのが一番なのかもしれません。故郷の自然と家族に囲まれたママを見ていると、大久保にいた時とはまた違った輝きを放っていました。天燈は輝きながら天に還って行くということでしょうか。
空港に向かう時間になって、漸く太陽が顔を出して、台湾らしい暑さになってきました。「今度は晴れた時に来てよ」ママが、怒ったような顔で空を見上げながら口にします。我々に向かって行ったのか、空に向かって行ったのか・・・。3日間、本当に有難うございました。

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