2011年1月24日月曜日

Samurai Blue アジア杯四強

Samurai Blue新生ジャパンが、アジア杯四強入りを果たしました。これで、更に2試合の公式戦を戦えることとなり、最低限度の目標は達成です。ここまでは4年前のオシム・ジャパンと同じですが、その戦いぶりは、かなり逞しさを増した感があります。初戦ヨルダン戦、準々決勝のカタール戦での追い込まれた局面からの見事な反撃には、技術面・戦術面での成長以上に、精神的な成長が強く感じられました。
リードされての残り5分といえば、攻めるしかありませんが、その隙をつかれて失点してしまえば、そこでオシマイ。どうしても、そのリスクマネジメントに後ろ髪を引かれて、際どい攻めのリスクを取りたがらないのが、これまでの日本代表でした。しかし、今回の代表には、果敢に仕掛ける逞しさがあります。カタール戦での決勝点が象徴的でした。長谷部からのスルーパスは、香川(写真中央)を信じての高速パス。ピタリと合わねば、相手の逆襲を食らいかねないものでした。香川のトラップも見事でしたが、密集へのドリブルでの斬り込みはJリーグでは見られないもの。そして、ゴールを決めたサイドバック伊野波の位置取りは、ありえないといってもおかしくない、極めて積極的なものでした。攻撃への強い意思が結実した美しいゴールでした。
このゴールへの強い意識は、ザッケローニ監督の意識改革の結果かもしれませんが、主力選手の海外での経験も極めて大きいと思います。今回の代表海外組は、川島、長友、吉田、内田、松井、長谷部、細貝、本田、香川と先発組のほとんどを占めます。海外で揉まれたが故の精神的逞しさが、今の代表を支えているといっても過言ではないと思います。
ところで、産業能率大が昨年実施した新入社員意識調査によると、実に3分の2が海外赴任に消極的とのことです。この比率は、10年前に比べて倍増しているそのです。サッカー選手の海外志向が高まる一方で、一般の若い世代の意識は、内に向かっています。サッカー選手の海外での活躍に刺激を受けて、若い世代が海外に雄飛していくのを、ただただ祈るのみです。
ち、準決勝の相手は、宿命のライバル韓国。中心選手朴智星は、Jリーグ経由欧州に旅立ち、マンチェスターUのレギュラーに駆け上った現時点でのアジアNo.1のプレーヤーです。覚醒したリトルモンスター香川が、その朴智星を超えられるかが、勝敗の鍵となりそうです。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ご無沙汰しております。高速スルーパスのhaseです。今チームのヤングジャパンは可能性、伸びしろを非常に感じます。駄目出しされていたアテネ、北京世代ですがここにきて成長著しいです。今回は岡崎の動き出しの良さがチームのトリガーとなりいい連動が産まれています。ここに乾、家永、柏木が更に絡んでくるとブラジルでは非常に興味深いチームになりますね。            後はストライカーですね。前田、非常に好きです。今回も得意の頭で決めてます。 年齢的に3年後は微妙なので、若いFWが出てきて欲しいところです。           ともかく今日の日韓戦、そろそろFKが決まる頃と思い、3-1と予想!!