2011年1月26日水曜日

死闘、準決勝 - 韓国散る

アジア杯準決勝韓国戦、壮絶な試合でした。PK戦での勝利とはいえ、2-2での引分けという結果を受け入れるのが、妥当でしょう。双方に1本ずつ与えられたPKは、シリア戦同様微妙でした。確かに今野も、岡崎を倒した韓国DFも、ボールには行っておらず、ファールといえばファールですが、そこまでファールを取ってPKを乱発してしまうと、ゲームの興味が削がれます。特に岡崎が倒された地点は、ペナルティエリアのギリギリ外側であり、審判の埋合せジャッジの感が強くありました。とはいえ、お互い死力を尽くした好ゲームでした。前田の同点ゴールに至るまでの一連の流れは、そのまま教材に使えるような見事な崩しでした。本田がタメを作ってからのスルーパス。左サイドでパスを受けた長友がゴールエリア深くに切れ込み、DF・GKを引き付けてからのマイナスのセンタリング。ゴール前の前田が一旦ゴールから遠ざかる動きでスペースを作っておいてから、そのスペースに走りこんでのシュート。本当に美しいゴールでした。一方の韓国も、中2日の影響か、いつものスピードに乗った攻撃がみられませんでしたが、朴智星はさすがにアジアNo.1の選手であることを証明し、延長後半ロスタイムで追いついた執念のゴールには、改めて韓国代表の精神力の強さを思い知らされました。PK戦は、さすがの韓国も肉体的に限界だったのか、3連続の失敗。赤く美しい花が、日本の守護神川島の前に壮絶に散った瞬間でした。写真は、今朝、撮影した山茶花(さざんか)です。花ごとポトリと落ちて散る椿と異なり、紅色の花びらを寒風にハラハラと舞わせて散ります。3位決定戦は、ライバル韓国を応援したいと思います。
さあ、いよいよ、決勝の相手は、もう一つの宿命のライバル豪州。次は黄色い花を散らす番です。
ところで、昨日も、お昼に「とんかつ富士」でロースかつ定食を頂きました。縁起を担いでいる趣旨をご理解頂いているご主人が、いつもより厚めのロースをサービスしてくれました。やはり、霊験あらたかでした。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

やはり死闘となりましたね。PK勝ちとはいえ韓国に崩されたシーンは殆どなかったと記憶しています、判定があれば判定勝ち!しかし残り25分近くのどん引き5バックは正直早すぎでやられるのでは??との嫌な予想が的中してしまいました。
岡崎、前田のコンビは絶妙!        長友、君のスタミナは無尽蔵か!     細貝、良く詰めていた!それが君の持ち味だ。
6-0完勝の豪ですが、韓国よりは組みやすしと思うので、優勝です!
hase 

名波ジャパン10 さんのコメント...

Super-Hase様
ザッケローニの選手交代は極めて理にかなっており、安定性がある上に結果が出ています。韓国戦でも香川→細貝はちょっと?でしたが、その細貝がゴール。でも、前田→伊野波でシステムを3バックに変更したのは裏目に出ましたね。結果的に5バックになってしまい、完全に押し込まれる形で終始したのが、延長ロスタイムでの失点に繋がったと思います。豪州戦は高さ対策にまだ不安があるだけに、いかにCK、FKの数を減らせるかが鍵。