2010年7月23日金曜日

Nowhere Man

Beatlesの曲には麻薬性があります。Lucy in the Sky with Diamondsというかなりサイケデリックな曲がありますが、その頭文字を取るとLSDになるということで、覚醒剤使用を誘発する曲として一時放送禁止になったという冗談のような話があります。実際は、ジョン・レノンの子供が幼稚園で描いた友だちのルーシーの絵がモチーフになっていたようです。
閑話休題。麻薬性といったのは、曲が麻薬がらみということではなく、一旦、その曲を聴いたり、口ずさんだりすると、一日中、反復して、その曲が頭の中で繰り返されるということです。
最近は、どういう訳か、Nowhere Manが朝一番で浮かんできて、一日中リピートされます。アカペラで始まる名曲で、残念ながら「一人ぼっちのあいつ」という安っぽいフォークソングのような邦題をつけられてしまった楽曲です。
♪ He's a real nowhere man
Sitting in his nowhere land
Making all his nowhere plans for nobody
という、とてもやるせない出だしながら、
♪ Nowhere man, don't worry
Take your time, don't hurry
Leave it all till somebody else lends you a hand
と、文字通り、救いの手が差し延べられる歌詞となっています。とはいえ、この曲が毎日繰り返されるというのは、決して、良い傾向ではありません。W杯燃え尽き症候群でしょうか。
早く、
♪ Here comes the sun
Here comes the sun and I say
It's alright
と、太陽に向かって、両手を一杯に広げながら、口ずさみたいものです。
♪ Sun, sun, sun here it comes
 Sun, sun, sun here it comes

0 件のコメント: