
ウズベク戦は多くを語る必要は無いと思います。岡崎にはゴンの魂が乗り移っていました。完璧なトラップからのシュートは、フランス大会クロアチア戦のゴンを彷彿とさせました。そして、GKに弾かれたボールが倒れこんだ頭にピンポイントで当るというのは岡崎の執念のなせる技であり、強い「気」を感じました。一方、大久保の幻のゴール。運不運では片付けられない何かを感じずにはいられません。
キリン杯の快勝の後で、日本代表がどんなプレーを見せてくれるのか楽しみでしたが、明らかにコンディション不良。あれだけ走れない代表を見るのは久しぶりだと思います。また、精神的プレッシャーが選手を金縛りにしていたような気がします。最初の1歩の出だしが明らかに鈍っていました。岡田監督の座右の銘は「平常心」だそうです。よく「へいじょうしん」と読んで、常に普段通りの落ち着いた心の状態を保つという意味で使われていますが、禅の教えでは「びょうじょうしん」と読み、喜怒哀楽、ありのままの心に向き合うという意味だそうです。W杯本戦では普段通りの精神状態で戦うことは不可能です。緊張したり、浮足立ったりする中で、どう対処していくのか、岡田ジャパンの「平常心」が試されます。いざ、南アフリカ。
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