2009年6月18日木曜日

かもめはかもめ - 豪州戦

試合開始直後から気にはなっていました。CGのようにサッカーの中継にかぶる白い鳥の群れ。最初はセレモニー用の鳩かと思いましたが、羽の先が灰色がかっているし、嘴(くちばし)も大きいし、どうも鴎(かもめ)のようです。中にはピッチ上での熱戦をよそに、コーナーフラッグ付近を我が物顔で歩き回り、虫を啄ばむ猛者も。
松井、肝心のところで機能しませんでした。気持ちは入っていても、体がついていかず、明らかに試合勘が鈍っていました。岡崎、守備では頑張っていましたが、「裏ッス!」の憲剛との合言葉はどこにいってしまったのか。阿部ちゃん、闘莉王とは浦和のチームメートだよね・・・。前半の日本代表は本当に運動量が豊富でしたが、これが90分続くわけがありませんし、このノンストップ・サッカーの副作用としてどこかで精神的・肉体的エアポケットが出来てしまいます。「人もボールも動くサッカー」では、誰か一人が止まってしまうと、全体がノッキングを起こしてしまう構造的課題を抱えています。課題は満載。キリン杯の2戦快勝で期待してしまいましたが、「♪かもめはかもめ 孔雀や鳩や ましてやアジアNo.1にはなれない あなたの望む W杯Best4には はじめからなれない」ということでしょうか・・・。
萎えそうな闘志に火をつけてくれたのが、試合後大写しになった豪州サポーターの横断幕。”Nippon, Forever, In Our Shadow.”「俺たちには永遠に勝てないぞ」「一生、俺たちの影に隠れてろ」ってな感じでしょうか。本戦で答えを出してやりましょう。目にもの見せてやりましょう。まだ、1年あります。

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