2009年6月10日水曜日

楕円から多角形へ - カタール戦

花篭が二つに増えました。両方ともオレンジ・黄色系の元気が出るアレンジメントです。
一方、ジャパンブルーは元気がありませんでした。ホームでのドロー以前に、得点はオウンゴールだし、相手のシュートミスに随分助けられていますから、これが本戦の相手だったら、完敗といったところです。おぼつかない南アへの第1歩でした。
岡田監督は、長谷部・遠藤のダブルボランチを代表のヘソと呼んでいるようです。意味するところは、代表の動きの焦点ということでしょうか。2つの焦点、すなわち楕円というのは意味深長です。楕円形で上下動・回転を繰り返しながら、相手の陣形を崩していくということでしょうか。その焦点を失って、前半の代表は、文字通りピンボケ状態でした。岡崎も、今日に限っては、ボールが収まりませんでした。形の出来ない代表に形らしきものをもたらしたのは後半の松井・本田という飛び道具の投入でした。彼らは焦点にはなりえませんが、確実に多角形の頂点を形成して、その結果、憲剛、今野も活きてきて、多角形という新たな形が見えてきました。このパターンもアリかなと思いますし、システムチェンジというオプションは世界を勝ち抜いていくために絶対に必要な戦術です。それにしても、阿部ちゃん、今野、ともに良くなかったですね。折角アピールするチャンスだったのに。肩に力が入りすぎたのか、やっぱり闘莉王との相性が良くないのか。

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