2011年10月3日月曜日

Project Nadeshiko - 結局は太田裕美

尾瀬→燧ケ岳から、脱線したままの「太田裕美」の続きです。彼女は木綿のハンカチーフのイメージが強すぎて、地方出身(何となく東北地方)だと思いがちですが、東京都荒川の生まれで育ちは埼玉県春日部市といわば都会っ子。お寿司屋のお父さんから厳しき躾けられ、通っていた上野学園高校は芸能活動禁止でしたが、日頃の素行が素晴らしいということで、特例でNHKヤング101への出演が許されたという逸話があります。アイドルながら、清楚で気品あふれる雰囲気が魅力でした。77年にリリースされた「九月の雨」の後ヒット曲に恵まれなかった彼女は、一時音楽活動を中止して、82年にニューヨークに短期留学します。この時の経験を綴ったエッセイ集を2冊執筆するなど、文筆活動を行う一方、作曲も手掛け、本格的にシンガーソングライターの道を歩み始めます。85年にはプロデューサー福岡智彦氏と結婚、子供にも恵まれ、現在は主婦として雑誌・TVにも出演、カリスマミセスとの一面も見せています。
アイドルから自立する女性、そしてカリスマミセスへ。「九月の雨」でつらい失恋を味わう地方出身の「そばかすお嬢さん」を、彼女の人生に重ねてしまうのは、かなり乱暴な話なのですが、架空の彼女が今は太田裕美のように充実した幸せな人生を送っていて欲しいななどとつい思ってしまいます。
今回のProject Nedeshikoは、尾瀬の自然を満喫するとともに、東北最高峰燧ケ岳(ひうちがたけ)に挑み、Dr.Kの誕生日を祝いつつ、東北の復興を祈念するということでした。太田裕美ネタで盛り上がったことで、Dr.Kには良いバースデープレゼントになったのではないかと思います。また、プロジェクト名のNadeshikoの由来のなでしこジャパンも力強くロンドン五輪への道を切り拓いてくれました。私の周りでも、女性陣が活発に東北支援活動を推進しています。自立する女性が、東北再生のエンジンとなるような気がします。ということで、今回もMission Completed!!

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