2011年8月7日日曜日

第4回サッカー検定  

サッカー検定というマイナーな検定制度があります。サッカーに関する知識を検定するもので、TBS系列会社内のサッカー検定委員会が主催し、Jリーグ、日本サッカーミュージアムが協力しています。2009年に4級・5級の資格認定が開始されて以来、2010年に3級が追加され、この7月10日に新設された2級の検定試験が行われました(写真:東京会場の立正大学キャンパス)。現時点での最高位である2級合格者は全国で34名。私もその中に名を連ねることが出来、また、3級に続き最年長合格者の称号を頂きました。(検定資格保有者の呼称も「アドバンスド・エキスパート」から「マスター」に格上げになります。)
サッカー検定のホームページで過去問題の一部を体験することが出来ます(http://www.soccer-kentei.jp/blog/fan/)が、ここで引用されている問題は、かなり基礎的なもので、実際の試験問題はかなりマニアックなもの、ほとんど解答不可能なものが相当数含まれています。「サー・ボビー・ロブソンの後にバルセロナの監督を引継いだのは?」(正解:ルイス・ファン・ハール)というのはいい問題だと思いますが、「フース・ヒディングが現役時代にエールディビジ昇格に貢献したチームは?」(正解:デ・フラーフスハップ)というのは、マニアック過ぎて如何なものかと。また、「マダガスカルリーグでのプロサッカー1部リーグ史上最多スコアは?」(正解:149-0)とか、「初代W杯優勝杯の作者は?」(正解:アベル・ラフレール)というのはうんちくネタでグッド。但し、「1999年女子サッカー世界選手権米国代表のGKは?」(正解:ブライアナ・スカリー)とか「1994年度高円宮杯優勝チームは?」(正解:清水商)というのは正解者がいたとしたら驚き。また、「ヨルダンの女子サッカー選手が着用した民族衣装は?」(正解:ヒジャブ)や「ニューヨーク・コスモスのスポンサーは?」(正解:ワーナーブラザーズ)というのはサッカーの問題?
100問という問題数から、どうしても奇問・珍問を含めざるを得ないという背景は判りますが、サッカー文化の普及を目指しているのであれば、受験すること自体を躊躇してしまうような問題は避けるべきでしょう。また、W杯の開催地・優勝国・MVP・得点王の暗記は已むを得ませんが、この暗記の範囲を高校サッカー・JSL/Jリーグにまで広げるのにも反対です。
今回2級の最年少合格者はさすがに20歳ですが、3級は14歳、4級は12歳。きっと彼らは学校ではサッカー博士と呼ばれているのでしょうね。いいことです。サッカーオタクに市民権を与え、サッカー文化の底辺を広げる為にも、サッカー検定には頑張ってメジャーになって欲しいと願っている次第です。

1 件のコメント:

koba2002 さんのコメント...

最年長合格は、お見事ですね。