2011年4月28日木曜日

東北は負けない - まだら模様の復旧

今日は仙台まで新幹線。その後、車で仙台市内から石巻市に向かいました。三陸道はほぼ修復が完了し、自衛隊の復興支援車両とともに順調に北上することが出来ました。道路の両側にはところどころに瓦礫が山積みになっているものの、傷痕は少なく、つい先日まで送電線の鉄塔に車が引っかかっていたというのが、想像できませんでした。復旧は急速に進んでいるように見えました。ただ、取引先の方の未だ行方不明の社員の方がいらっしゃるというお話に、癒す術のない現実の深い傷を突きつけられました。
「地震の被害は幸い軽微だった」とおっしゃっておられましたが、訪れた取引先の建屋は、いずれも玄関のガラスが割れており、ビニールで覆われたままでした。震災から2ヶ月近くになろうとしているのに、ガラス屋さんの手配が未だつかないとのことです。写真は、仙台駅のホームからのワンショットです。駅の外側には足場が組まれ、外壁の補修工事が行われていました。手前の新幹線は、明日の青森までの全面復旧を前にして試運転を行う回送列車です。まだら模様ながら、復旧は確実に進んでいます。負けるな、東北。

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