2011年4月11日月曜日

塩山の枝垂れ桜

大震災から1ヶ月。15時過ぎに思い出して、新幹線の中で黙祷させて頂きました。
さて、桜の続きです。塩山市慈雲寺の糸桜(写真上)は人気の観桜スポットですが、実はそこから徒歩圏内に隠れた観桜スポットがあります。小ぶりですが、見事な形をした枝垂れ桜です(写真下)。花見客も少なく、のんびりと桜を愛でることが出来ます。「場所は秘密・・・」と言いながら、お寺の名前が写ってますね。
ところで、「ひぐっちゃん」から被災地では桜をどんな気持ちで見るんだろうとのコメントを頂きました。桜は、別れや旅立ちと重なる花です。人のそんな悲しみや不安に揺れる心をよそに、桜は、満開の花をつけ、そして、散らし、淡々と営みを繰り返します。満開の花に圧倒されて、暫し悲しみを忘れ、癒され、散りゆく花の潔さに訣別と旅立ちへの勇気をもらい・・・。被災された皆さんの深い悲しみと不安は桜で到底癒されるものではありませんが、せめて、桜を見上げることで、目線が少しでも明日に向かってくれることを祈るばかりです。

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