2011年2月20日日曜日

Project青秋Fantasy - 第2章

2月11日14時10分秋田発の「リゾートしらかみ5号」に乗り込み、不老ふ死温泉に向かいます。リゾートしらかみは、全席指定の快速臨時列車です。千畳敷海岸などの日本海の絶景を見降ろしながら走る他、東能代駅でのスイッチバック、能代駅ホームに設置されたバスケットゴールなど見所満載で、鉄道ファンにも人気の高い列車です。
黄金崎不老ふ死温泉に着いたのは日暮れ前。この温泉は、海岸の岩場に掘られ(写真上)、日本海の荒波を間近かに受けながら、湯船に浸かるという正に露天風呂の王道を行く、野趣溢れる温泉です。露天風呂の人気ランキングでは常に上位にランクされています。
泉質は、鉄分を含む塩化物強塩泉で、源泉は無色透明ながら、地表では、鉄分が酸化し、赤みを帯びた黄褐色となります。
岩に砕け散る日本海の荒浪の飛沫と風に運ばれて舞う粉雪。波に漂うカイツブリの群れと頭上を羽ばたくウミネコ。落陽が水平線を茜色に染め、赤湯が更にその赤みを増します(写真下)。身も心も落陽の赤に染まって、日本海と一体化した湯船に浸って、ひたすら至福の時に身を委ねる・・・。(M会長の還暦祝いに最高の赤い衣裳を贈ることができました。)
♪ 凍える空から 海に降る雪は
  波間にのまれて 跡形もなくなる
  あなた 追って 出雲崎
  悲しみの日本海 (海雪/ジェロ)
やはり、冬の日本海には演歌が合います。
翌朝、朝食のバイキングには、林檎と煮リンゴがデザートに出てきました。今回のプロジェクトテーマであるFantasyのうち、F(不老ふ死温泉)A(Apple)とY(横手やきそば)を無事クリアしました。次は、N(乳頭温泉郷)T(鶴の湯)です。

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