2011年2月9日水曜日

Abbey Roadにて - Yesterday

六本木にはAbbey RoadとCavern Clubというビートルズコピーバンド専門のライブハウスがあります。世界広しといえども、これだけ接近して2つのビートルズライブハウスがあるのは六本木だけだと思います。私が通っているのは専らAbbey Road。ここのコピーバンドThe Parrots(写真)はリバプールで毎年開催されるビートルズ・コンベンションでトリを務めたこともあるこの世界では大変評価の高いバンドで、その演奏は本家ビートルズを完全に凌いでいます。
このライブハウスの目玉イベントにハッピーバースデイコーナーがあります。誕生日が近いお客さんにはグラスシャンパンやデザートが振舞われ、バスデーソングを演奏してくれます。今回は、いつも一緒に来るAbbey road仲間のM会長が還暦祝い、R嬢が結婚祝い、そして、私が退職祝いということでそれぞれお祝いをして頂きました。今回リクエストし、演奏してくれたのが、いつもの「The Long and Winding Road」。そして、「Yesterday」。いまや音楽の教科書にまで載っている「Yesterday」をリクエストするなど、これまでしたことがなかったのですが、無性に聴きたくなり、リクエストしました。この歌は、ポールが昔の失恋を思い出して作詞したという説と、若くして亡くなった母親を偲んで作詞したという説があります。いずれにせよ、悲しい想いを抱きながら、昔を懐かしむ歌です。「I believe in Yesterday」は「昨日という日の存在を信じる」→「昨日は本当に素晴らしかった」と意訳されます。私の「The Long and Winding Road」を振り返ると、自信をもって「I believe in Yesterday」と言えると思いますし、それが、これまで出会った人たち全てに捧げる言葉であり、自らの誇りでもあります。だからこそ、より素晴らしい明日を目指す勇気が湧いてくるのです。
ポールは、The Beatles解散後、The Wingsというバンドを結成し、「Yesterday」と同じコード進行で「Tomorrow」という曲をリリースしています。
♪ Tomorrow, When We Both abandon Sorrow. (僕たち二人 明日こそ 悲しみを乗り越えられる)

0 件のコメント: