2010年12月24日金曜日

Merry X'mas - サッカー・サンタの贈り物

サッカー好きなサンタが、素敵なクリスマスプレゼントを運んできてくれました。韓国・水原三星所属の高原直泰のJリーグ復帰。しかも、清水エスパルスへの移籍です。年俸の大幅ダウンにも拘わらず、清水への移籍を決断した裏側には、親友小野伸二の存在があります。
2人は三島と沼津という静岡県東部出身の同学年。小学校時代から地区大会で凌ぎを削る良きライバルでした。高校も、清水東と清水市商というライバル校に進学します。2人がともに主将を務めた3年次にも両高とも高校サッカー全国大会への出場は果たせませんでしたが、2人に静岡学園のGK南雄太(元柏レイソル)が加わった静岡県選抜は、96年・97年と国体連覇を達成しています。特に97年いさはや国体では、決勝で熊本県選抜を5-0の大差で破るなど、圧倒的な強さで優勝を飾っています。この3人は、2年後のワールドユース準優勝チームのセンターラインを形成することになります。
その後10年にわたって日本代表の攻撃の核となるべき2人でしたが、小野は2000年シドニー五輪予選での負傷で本戦出場を果たせず、高原も2002年日韓W杯直前にエコノミークラス症候群を発症して代表落ち。代表での黄金コンビ復活はなりませんでした。
14年の時を経て、清水という原点の地に戻ってきた2人が、長い間待ち続け、もはや叶わぬものと諦めかけていた夢を、現実のものにしてくれると信じています。伸二のベルベット・パスに走り込む高原のスシボンバー・シュート。こんなシーンをみたいと思っているのは、決して清水のサポーターのみではないと思います。

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