2011年3月3日木曜日

台北の秋桜(コスモス)

今週は米国フェニックスで開催されているあるGlobal Conferenceに参加しています。世界各国からの参加者に加え、米国からの参加者もバラエティに富んだ人種構成となっており、まさにGlobalという言葉を体現する会議となっております。日本からの参加者は、一時よく言われた3S(Silent,Smile,Sleeping)からはさすがに脱した感がありますが、やはり、言葉のバリアーは高く、どうしても日本国内での会議に比べると受身になりがちです。謙虚さ・控えめという美徳が必要以上に発揮されている感じです。一方、元気なのが中国・シンガポールのアジア勢。訛りの強い英語で早口でまくし立てます。日本人には聴き取り難い英語でも、ネイティブスピーカーにはちゃんと通じているようです。何かにつけて仕切ろうとする米国人。我が道を行く欧州からの参加者。アジア勢が何となく同じ人種の気安さから固まりがちなのに比べ、欧州勢はてんでバラバラで、そんなところにも民族性が感じられます。
写真は、台北(台湾)の地に咲くコスモスの写真です。このブログでお馴染みの「菜心のママ」から送られてきました。肝心の花がピンボケなのが、いかにもママらしい一枚です。日本のコスモスを恋しがっていたママに、千葉で咲いていたコスモスの種を送ってあげたのが、この時期に台北で開花したとのことです。もともと、コスモスの原産地はメキシコ。それが日本ですっかり季節を代表する花となり、秋桜という風雅な和名まで与えられています。そして、その一輪が、今、台北の地で花を咲かせているというわけです。宇宙を意味するCosmosの名に相応しいGlobalismというのはこじつけでしょうか。千葉産の秋桜本人も、台北の早春を楽しんでいればいいのですが・・・。菜心のママは、春の桜を観に、日本に一時帰国するとのことです。再会が楽しみです。

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