
一方、織田信成選手。演技中舞い降りてきたのは織田信長ではなく、チャップリンだったようです。ブカブカの靴に、ほどけた靴ひもといえば、チャップリンのトレードマーク。織田選手にとっては、悔やんでも悔やみきれない、余りにも残念な符合だったのかもしれませんが、彼の演技も、チャップリンの魂を呼び込む程、真に迫っていたということでしょう。演技を止めた瞬間に、チャップリンばりに肩をすくめて苦笑いし、会場の笑いを誘うというのは、20歳そこそこの若者に期待するのは無理な相談でしょうが、織田選手には、この過酷な試練を今度は笑顔で乗り越えて欲しいと思います。「道」の劇中にこんな言葉が出てきます。「道端の小石もきっと何かの役に立つ。世の中に無用なものなどないのさ」
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