2010年2月14日日曜日

日韓戦 - 岡田ジャパン崩壊

日韓戦、見事な勝利でした。といっても、13日のなでしこジャパン。韓国が前掛りで来るとみると、細かなパス回しのビルトアップを省いて、前線へのロングパス。FWが鮮やかにDFの裏に抜け出して、2得点。しかも、前線からのプレスで高い位置で奪ってボールを支配します。後半になってさすがに足が止まってしまいましたが、1点差ながら計算ずくの快勝と言っていいでしょう。MVPに輝いた澤のゲームコントロールはいつもながらさすがですが、それにも増して、なでしこのチームとしての戦術理解力と実践力の高さは、フィジカルの弱さを補う強力な武器です。一方のサムライ・ブルーは、戦術の呪縛に絡めとられて、もがいた結果の惨敗でした。ファイティングスピリットに欠けていたとかいう問題ではなく、選手としては、どうして良いか判らなかったというのが正直なところでしょう。まさにこれまで築き上げてきた「岡田ジャパン」が崩壊した一戦でした。
国立からの帰り道、溜息しか出てきませんでした。岡田監督の「選手は精一杯やっている」「課題は同じだが、徐々に良くなっている」とのコメントには、指揮官に対する失望以外覚えられませんでした。ベネズエラ戦以降の4試合の低調なパフォーマンスは、チームとして危機的状況と言わざるをえません。何らかの手を打たざるをえないでしょう。この時期の監督の更迭はリスクが大きすぎますが、日本をよく知る外国人監督(というと限られますが)への交替もありうるかもしれません。とにかく、単なる1敗ではすまされない、極めて深刻な敗戦でした。
ところで、昨日13日に54回目の誕生日を迎えました。写真は娘が昼ごはんに作ってくれたオムライスです。齢を重ねる中で、若い時とは異なった喜びが生れてくるものです。感謝。その余韻で、なんとか敗戦ショックに耐えられそうです。

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