ヤングなでしこがスイスと対戦する第2試合は、さすがに観客が増え、約17,000人。それでも、国立の収容人数54,000人からすると3分の1以下。空席が目立ちます。せめて、決勝の舞台は、満員になって欲しいと願っています。
ヤングなでしこは、スイスは論外としても、韓国、ブラジルと比べても、テクニック・敏捷性・判断のスピード・運動量で図抜けています。ボランチ楢本光のテクニックとパスセンスは抜群。澤は安心して引退できます。ボンバー荒川以来の横山・道上・西川の力強いFW陣。高速ウインガー田中美奈。そして、何といっても、ポスト宮間のミラクルキッカー田中陽子。左右の脚でのFKからの直接ゴールというのはギネスブックものではないでしょうか。本当にタレントだらけの楽しいチームです。クリクリとした眼を輝かせ、躍動する姿は若鹿バンビ。準々決勝の相手は、相性の悪い難敵韓国です。同じ年代では2年前のU-17女子W杯決勝でPK戦の末苦杯を飲まされています。その雪辱戦ともなる1戦。今回は、成長したバンビ達が、赤い壁を軽々と跳躍してくれることでしょう。
冒頭に観客が少ないと書きましたが、さすがにそんなコアなゲームに集まる観客だけに、みんなサッカーを良く知っていました。ツボを押さえた拍手と歓声は、明らかにA代表戦以上。心地良い観戦となりました。更には、ブラジル・韓国戦の前に旭日旗を振っていた観客が退席を命じられたり、日本・スイス戦の終了間際に酔っ払いの小競り合いがあったり、かなりディープなサッカー観戦シーンがありました。日本のサッカー文化も成熟しつつあります。写真は、国歌演奏に胸に手をあてて眼を閉じるヤングなでしこ達。よく見ると、エスコートキッズの男の子まで眼を閉じているという微笑ましい光景です。)
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