2011年12月25日日曜日

Here Comes The Sun

冬の寒い朝、何故か口ずさんでしまうのが、ビートルズのHere comes the sun。特に憂鬱な時は、冬の弱々しい陽射しを見上げながら、「it's alright」と口ずさむと元気づけられる気がします。この曲は、ジョージの曲です。ジョージといえば、While My Guitar Gently WeepsかSomethingでしょうが、この曲も大好きです。ビートルズ内のゴタゴタに疲れ果てたジョージが、スタジオを抜け出して、親友のエリック・クラプトンの家の庭で日向ぼっこしながら作った曲だと言われています。ちなみに、クラプトンは、ジョージの求めに応じてWhile My Guitar Gently Weepsのレコーディングに参加し、見事にギターを偲び泣かせる名演奏を行っています。また、クラプトンからパティ(ジョージの当時の奥さん)への恋心を告白されたジョージは、「いいよ」とあっさり奥さんを譲ってしまったという不思議な関係でもありました。(ミック。ジャガーやジョン・レノンも「パティ・ボイドに魅かれていた」と語っており、魅惑的な女性だったようです。)
Here Comes The Sunは、アルバムAbbey Roadの収録曲ですが、「It's been a long , cold, lonely winter」とか「I see the ice is slowly melting」といった早春の季節感が日本人の感性に合ったのか、日本だけでシングルカット(写真)されています。
この頃のビートルズはよほど複雑な人間関係だったようで、もともと人づきあいのよいリンゴすら疲れ果てて「静かな海の底で暮らしたい」とOctopus' Garden(同じAbbey Roadに収録)の中で歌っています。もっとも、自らストローで水をブクブクさせて、海の中の効果音を演出するなど、あくまでリンゴらしい明るい曲に仕上がっていますが・・・。
♪ Here comes the sun, doo da doo doo
  Here comes the sun, a
nd I say it's alright
      ..............................
      ..............................
  Sun, sun, sun, here it comes
     Sun, sun, sun, here it comes
今年は、日本にとって悲しく、辛い年でした。でも、見上げるとそこには弱々しくはありますが、暖かさを湛えた陽の光が輝いています。

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