2010年9月11日土曜日

グアテマラ戦 - 新たなステージへ

グアテマラ戦にも勝利し、新生日本代表、まずは順調な滑出しです。それにしても、この時期の中南米諸国3連戦。パラグアイはW杯決勝トーナメントの再現ということで、大いに盛り上がるマッチメークであり、強豪アルゼンチンとの対戦も大ヒットだと思います。その狭間でのグアテマラ戦。W杯出場経験の無いFIFAランキング119位。「何故?」の疑問が浮かびます。この3ヶ国に共通するのは、いずれもFIFAの理事を送り出している国だということです。日本が立候補している2022年W杯開催国は12月2日に32名のFIFA理事の投票で決定されます。今回の一連の親善試合は、中南米3ヶ国理事に対する投票前の「最後のお願い」であり、誘致活動の一環といえる訳です。こんな政治的な動きが出来るようになったのも、日本サッカー界の成長の証かもしれません。日本サッカー界は、サッカー先進国の仲間入りという新しいステージに入りつつあります。
写真は、グアテマラ戦のワンシーンです。「11番の似合わない香川(写真右)に10番をつけさせたい」と前のブログに書込みましたが、本田(写真左)が10番をつけたいと名乗りを挙げたそうです。木村‐ラモス‐名波‐中山‐中村という日本代表10番の系譜を引継ぐのは、香川か本田か、アルゼンチン戦ではっきりしそうです。10番が一挙に若返り、代表も新しいステージに突入しました。
新生代表で確実にアピールしたのは、香川、長友、細貝、森本といったところでしょうか。最もアピール度が高かったのは、実は、原代行監督ではなかったかとも思います。中心選手に故障の相次ぐ中、残った手駒での見事な采配でした。ザッケローニ監督が何らかの理由で短命に終わった場合には、野球に続いて原ジャパンがあり得るのではないかと思います。本人が一番その気になっているかもしれません。

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