2010年1月11日月曜日

名波引退試合 - MVP鈴木秀人

1月10日正午過ぎ。試合開始まで、3時間もある愛野駅のホームは既にごったがえしていました。改札口で待ち合わせていた反町姫は、押し寄せる人波に飲まれて、発見出来ず。携帯で場所を確認しあって、北京以来1年半振りの再会を果たし、反町姫の連れの成人式の息子さんを振り切って駆けつけたというSさんと3人そろってエコパに。
14時10分中田を先頭に選手がアップの為にピッチに。フランスW杯日本代表メンバーとジュビロ黄金時代のメンバーに、やべっち、ワッキー、土田、Mr. Childrenの桜井を加えた豪華メンバー。
アップのペアリングも興味深いものでした。名波のパートナーは山口モトさん。ゴンは相馬。高原の相手はワッキー。中田はさりげなくカズと並走しながら、そのままパートナーに。こんなところに中田の心配りが感じられます。
試合内容は、やべっちFCで放映された通り。名波はループにこだわり、再三アウトサイドループパス、ループシュートを試みます。そして、シュートは無情にもバーに弾かれ、ポストに嫌われ。ちょうどヴェネチアでのデビュー戦のシュートがポストを叩いたように。やべっちが大井のファウルでもらったゴール正面からのFKもバー直撃。後半23分高原からのパスを左足アウトサイドからダイレクトでゴール前に走り込むゴンへ。飛び膝蹴りのようにボールを押し込むこれぞゴンゴール。ジュビロの黄金期を彷彿とさせる美しいゴールでした。PKでのゴールはあったものの、流れからの名波のゴールがないまま迎えたロスタイム。ラストプレーで山西からのクロスボールが名波に。ショートバウンドを左足を折りたたむようにダイレクトボレーで振り抜いたボールはネットを揺らし、名波最後のゴールに。43,077人の観客の上にサッカーの天使が舞い降りた瞬間でした。
MVPは、引退を表明したばかりの鈴木秀人。名波の引退試合に相応しい粋な計らいでした。名波の最後の挨拶も、引退する鈴木を労い、W杯に臨む日本代表への活躍を祈念し、ジュビロへの応援を願うといういかにも名波の人柄を表わすものでした。その人間性でジュビロを、そして、日本のサッカーを牽引してきた類まれなリーダーでした。孤高のカリスマリーダー、カズやヒデとは異なり、みんなから愛されるリーダーでした。指導者としての復帰を待ちたいと思います。
「最後の最後まで美しいサッカーシーンを有難う。名波」場所を横浜伊勢佐木町の台湾料理屋に移して、反町姫とSさんと3人のささやかな名波謝恩会を催させて頂きました。

0 件のコメント: