2009年10月4日日曜日

Project K2 - 慈雨の尾瀬沼

金曜日に休みを取って尾瀬に行ってきました。N隊長に率いられた秘湯巡りも回を重ね、遂に日本秘湯を守る会の宿 10ヶ所宿泊を達成し、無料宿泊クーポンを頂きました。但し、泊まれるのは平日のみ。ということで、山菜と岩魚の食事が抜群だった桧枝岐(ひのえまた)温泉の「かぎや旅館」へ。生憎、草紅葉の尾瀬沼は雨。3ヶ月前に送別の品として頂いたNorth Faceのレインコートが早速活躍しました。こんなに早く使うことになろうとは思ってもいませんでした。人生はどこかでつながっています。余計なものなど何もないし、無駄な時間もありません。人生は、何千万個のピースからなるジグソーパズルのようなものなのでしょう。見た目は全く同じようなピースでも、どこかが違っているし、ひとつのピースは必ず他のピースとつながるものなのです。
雨の日の登山ほど気の滅入るものはありませんが、自然は文字通りの恵みの雨に喜び輝いているようでした。慈雨、秋雨、霖雨、甘雨・・・・、水の国日本では古くから雨は尊ばれていました。木道で再三滑ってお尻にあざを作ろうが、財布の千円札が湿って自動販売機ではじかれようが、樹木たちと一緒に雨を喜ばなければいけないのでしょう。
今回のプロジェクトコードはK2。前回のかぎや(=K)宿泊時に雨の為断念した会津駒ケ岳(=K・日本百名山)の登頂を果たすことが目的であり、2回目のかぎや旅館という意味も込めてK2と命名しました。K2はカラコルム山脈にあるアジア最高峰でもあります。そこで、今回の食事のテーマは「アジア最高峰」。2泊目は山小屋「駒の小屋」(写真下)素泊まりの為、朝昼晩3食分が必要となり、前日の昼食を加え、計4食。シェルパ兼シェフのMr.Tの面目躍如といったところです。初日は、焼肉と宮城県白石の特産麺「うーめん」の日韓異色コラボ。2日目の昼は、博多名物モツ鍋に名古屋名物きしめんを卵でとじて、雨に凍えた体を暖めました。夜は定番のインドカレー。正にアジア最高峰に恥じないメニューでした。いつもながら、シェフパMr.Tに感謝。上の写真は、山小屋のランプの灯りで飲んだ鳥取の地酒「千代むすび」の3年熟成古酒です。古酒独特の薄琥珀色がランプの淡い灯りに映え、ぬる燗の芳醇な香りが、日本酒の複雑な味わいを引き立たせ、「アジア最高峰」の酔いを誘ってくれました。今回も、また、Mission Completed!!

0 件のコメント: