2009年4月6日月曜日

頑張らないけどいいでしょう

砧公園です。花冷えも一段落し、「ひさかたの光のどけき春の日に・・・」職場の仲間が思い思いに酒と肴を持ち寄り、満開の桜の木の下で、ダラダラと酒盛りです。ビール→スパークリングワイン→白ワイン→赤ワイン→純米吟醸酒→赤ワインとお決まりのコースで、舌も心も滑らかに。取り止めもない話題は風に誘われ、いつしか気持ちも宙に舞い。ただただ、幸せな一日です。
先日、ブログを読んで頂いたマドンナSさんから拓郎のTVライブの録画DVDを送って頂きました。感激です。早速、正座して拝見させて頂きました。聴き慣れた拓郎節の続く中、心に強く響いたのが、「頑張らないけどいいでしょう」という曲。鬱病に悩む拓郎の気持ちを素直に歌った曲です。肺ガン治療の影響もあって最近は体調が100%といえる日は無いと正直にインタビューに応えていました。「これが老いというものなのかなぁ」とも。「♪がんばらないけどいいでしょう 私なりってことでいいでしょう がんばらなくてもいいでしょう 私なりのペースでもいいでしょう がんばれないけどいいでしょう 心が歩くままでいいでしょう」これまで拓郎の歌に励まされてきた世代からするとなんとも複雑な心境にさせられる歌詞ですが、何故か素直に心にしみます。
ほろ酔い気分で桜の花越しに空を眺めながら、「♪頑張らないけどいいでしょう」と口ずさんでいました。「・・・しず心無く花の散るらむ」か・・・。

2 件のコメント:

Yako さんのコメント...

"こころが歩くまま”って凄くステキな言葉ですね…。いつもsambaの話ばかりで申し訳ないですが、私の大好きな歌の歌詞にFaca como um velho marinheiro,Que durante o nevoeiro,leva o barco devagar. 年老いた船乗りが濃い霧の中をゆっくりと船を航行させるように進んでいこう(Argumento から抜粋)
というのがあって、いつも自分に言い聞かせています。なんでも”みずがめ座”は功を急ぐらしいです。(^^ゞ つい自分の歳を忘れ若い人と比べちゃったりしますが、”こころが歩くまま”進んで生きたいですね。
サンバ習い始めて一年半来月初ライブとなりました。50(49だけど)のスタートです。師匠の歳が”名波ジャパン10 ”さんと同い年で…それに気つき感慨深かったです。
静かなファイトを胸に秘め静かに船をこいで行きたいです。

名波ジャパン10 さんのコメント...

いつも素敵なコメント有難うございます。拓郎のデビュー曲(?)にイメージの詩というとても深~い歌があるのですが、その中に「古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう なぜなら古い船も新しい船のように新しい海へでる 古い水夫は知っているのさ新しい海のこわさを」という詞があります。この頃は拓郎は勿論新しい水夫だったわけですが、今は古い水夫に・・・。初ライブのご成功お祈りします。