2009年4月25日土曜日

Take Me Out to the Ball Game

どういう訳かDr. Steveと一緒にChase Fieldでダイヤモンドバックスvsロッキーズのゲームを観ています。 Dr. Steveは以前ブログにも登場頂いた拓郎をこよなく愛するマラソンマンです。砂漠の街フェニックスにやってきて、夕食にメキシコ料理でもと思って探したのですが、ピンとくるお店がなくて、野球場でホットドッグを食べようということになった次第です。ダイヤモンドバックスといえば以前ランディ・ジョンソンがおり、ロッキーズには松井稼頭央がいましたが、今は名前も聞いたことのない選手ばかり。時差ぼけのせいもあって居眠りしながらの観戦でしたが、ホームランの応酬という派手な空中戦と球場の雰囲気を存分に楽しみました。自然芝のフィールドと観客席を隔てるフェンスはとても低く、一体感あふれる球場です。試合前のTシャツの投入れ、フライキャッチのイベント、全員立ち上がっての国歌斉唱、イニングの間に行われる様々な抽選イベント。7回表終了時にみんなで合唱する「私を野球場に連れてって」。とにかく観客を飽きさせません。イニング中はついついウトウトしてしまっていても、イニングの合間のアトラクションで眼が覚めるという繰返しでした。平日の夜ながら、家族連れやカップルが多く、それぞれにホームチームカラーのTシャツを着ての応援。ここには昔ながらの良きアメリカが残されています。とても居心地が良くて、まさに歌詞の通り、「I don't care if I never get back(家に帰れなくても構わない)」って感じです。アトラクションのひとつに席のセクションの抽選がありました。3桁の上の数字からひとつづつドラムの音とともに発表され、何と我々のセクションが大当たり。周りの観客同士で誰彼構わずハイタッチ。賞品はホームゲームのペア・チケットとの引換券でした。記念に日本に持って帰ろうかと思いましたが、折角の当たりなので、ホテルのフロントの女の子にあげました。「もし興味があったら、誰かと行って。」「Oh! My God! Oh! My God!」というアメリカ人独特の派手なリアクションを期待していたのに、「Ok. Thank you」というおざなりな気の抜けた返事。野球場の外では、古き良きアメリカは失われつつあるようです。

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