
予兆という言葉があります。慶事の予兆は吉兆と呼ばれており、白鷺、彩雲などの前ぶれ、縁起物的で、因果関係に欠ける感があります。一方、凶兆はちょっとした悪い兆候が結果的に凶事に繋がる場合が多々あります。日本代表凶兆その1。ACL惨敗。かつて浦和、G大阪でACLを連覇した時の勢いが日本のクラブチームにはありません。アジア勢の日本チーム対策は急速に進んでいます。凶兆その2。G大阪の不振。ゲームのペースを変えることが出来る遠藤の存在は代表にとって不可欠ですが、彼のもう一つの魅力は卓越した危機察知能力です。これはザックジャパン不動のCB今野にも言えることです。不安材料は、2人の属するG大阪が不振を極めているということ。しかも、守備が崩壊して、敗戦を重ねているのです。G大阪で起こっていることが日本代表では起こらないと言い切れるでしょうか。欧州CLでのチェルシーの優勝も不吉です。日本代表が男女とも目指すのはポゼションサッカー。しかし、欧州を制したのは、チェルシーの極めて守備的なカウンターサッカーでした。グアルディオラもバルサを去るし、ポゼションサッカーの潮流の潮目が変わりつつあるのでは?不安を挙げたらキリがありません。若きサムライブルーが、これらの不安を杞憂に終わらせてくれることを期待したいと思います。トルシエジャパンの海外組は6名でした。「海外で戦う選手が20名を超えたら日本代表はめちゃくちゃ強くなる」当時のトルシエ監督の予言です。現在、欧州主要リーグに所属する日本選手は22名。吉兆かもしれません。ザッケローニ監督は言っています。「簡単な試合はひとつもない」と。楽観も悲観もなく、一試合一試合に集中して選手と共に戦いましょう。
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