2012年6月4日月曜日

14番目の月 - オマーン戦

ブラジルW杯アジア最終予選オマーン戦、色々な不安は昨日書いた通り。しかし、それが全て杞憂に終わった快勝でした。
先発11人のうち国内組は今野、遠藤、前田の3人のみ。海外組の成長、経験値のアップを痛烈に印象づけられた一戦でした。まず驚いたのはシュートの正確性。シュート14本のうち枠内シュートが9本。3ゴールは決定率20%以上。しかも、先制点、本田のゴールは日本のファーストシュートによるもの。明らかにペナルティエリア内での落着き、精度が上がっていました。前半は、オマーンのゴール前で、パス回しのミニゲームの練習のような試合展開。目立っていたのは本田。ボランチからトップまで、まさにセントラルミッドフィルダーの動きでした。遠藤が気配を殺しつつ、本田の上下動の要所要所で壁になっていたのが印象的でした。
3点取った後は4-4-2のブロックを低めに形成して日本版カテナチオ。守備的システムも試し、落ち着いて試合を終わらせ、いかにもアジア王者の戦い方でした。結局、オマーンのシュートはクロス気味の1本のみ。ポゼションサッカーの完璧な勝利でした。
ひ弱だった反町ジャパンの北京世代は、海外での経験を糧に、この4年間で大きく成長しました。国内組サポーターも一層の精進が必要です。オマーン戦での課題を挙げるとしたら、ゴール前でファウルを取れなかったこと。レフリーに取ってもらえなかったのは、倒される際の一踏ん張りの粘りが足りなかったのが原因。これ位の課題があった方が、サポーターとしても応援のし甲斐があるというものです。折りしも、スタジアム上空には満月1日前の月(写真)が。ユーミンの歌が思い浮かびました。
♪次の夜から欠ける満月より 14番目の月が一番好き

0 件のコメント: