2012年1月2日月曜日

迎春 - 天皇杯・高校サッカー

遅ればせながら、初春のお慶びを申し上げます。今年ほど、迎春の言葉が重い年はありません。日本全国で春の訪れを心から喜べる日が1日も早く来ることを祈るばかりです。ここ10年、元旦の恒例行事となっている天皇杯決勝観戦に、今年は女子サッカー選手権決勝観戦が加わりました。大晦日と1月2日の高校サッカー計4試合と合わせて、3日間で6試合のサッカー観戦。満腹状態です。振り返ってみると、まずは女子サッカー選手権決勝。INAC神戸は別格でした。アルビレックス新潟レディースも上尾野辺をはじめとして、闘志溢れるプレーで食らいつきましたが、個々のレベルの差は如何ともし難く、神戸の圧勝でした。特に沢のどこにでも顔を出す豊富な運動量と川澄(写真)の女子の枠を超えたスピードとボールコントロールは、世界チャンピオンなでしこの面目躍如でした。ただ、この圧勝でむしろ心配なのがなでしこジャパンの守護神海堀。国内試合ではほとんど守備機会のない試合が続くのは如何なものかと。J2同士の対戦となった天皇杯決勝。大熊、大木の両監督は南アW杯岡田ジャパンをコーチとして支えた知将同士という因縁対決でもありました。FC東京のスピードに乗った大きな展開が京都のコンパクトなサッカーを見事に打ち砕きました。FC東京はJ2での戦いを糧にかつての輝きを取り戻していました。復帰したルーカスの存在の大きさとスピードスター石川の完全復活を確認出来た試合でした。石川はジョーカーとして代表に戻ってきて欲しい選手です。一方の京都も最後まで大木監督らしいショートパスにこだわり、10代の選手をずらりと並べた布陣は魅力的でした。最後に清商。2回戦山陽戦は圧巻でした。両サイドのスピードを活かした縦へのロングフィードが面白いように決まり、また、風間君の30mのFKによるスーパーゴールあり、スーパーサブ160cmの小兵吉田君のぶっちぎりゴールありという完璧なゲームでした。吉田君のスピードは驚異的で、短距離で五輪も目指せる逸材といっても言い過ぎではないように思えます。いよいよ優勝候補市立船橋との戦い。今度こそ今大会唯一の163cm台GK志村君の守護神ぶりが拝めそうです。という訳で、市原臨海競技場に向かっています。遠い・・・。

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