2010年8月15日日曜日

Project KonK Ⅱ - 続編


Project KonK Ⅱの目的の一つは、次期日本代表監督の婚活の成就祈願でした。ところが、実際の監督選びは大混迷。原博実技術委員長が、まず南米に向かったことから、本命は、ペケルマンとビエルサの2人のアルゼンチン人だったと推測されます。ところが、何があったのか、腰を据えるどころか、早々に欧州に方向転換。リーガ・エスパニョーラの熱狂的信奉者、原技術委員長の影響でしょう。いつの間にか、候補はアルゼンチン人からスペイン人指揮官に代わっていました。今のところ、第一候補はポルトでトヨタカップを制したビクトル・フェルナンデス(写真)。その他に前マジョルカ監督のグレゴリオ・マンサーノや前ビジャレアル監督のエルネスト・バルベルデがあがっていましたが、条件面で門前払いを食らったのか、早々に消えてしまいました。候補として名が挙がっていたマルコ・ファンバステンに至っては、恐らく会ってももらえなかったのではないかと想像しています。いずれにせよ、日替りで監督候補の名が入れ換わり立ち替わり出てきては消える状況は、本来、水面下で密かに行われるべき交渉の性質を考えると、異常といわざるを得ません。まさに、世界を股にかけての大迷走。交渉の主役原技術委員長の現役時代の異名は「アジアの核弾頭」。当って砕けろということではないでしょうし、交渉相手を悉く粉砕してしまうというわけでもないと思うのですが、その交渉手腕には疑問をいだかざるをえません。やはり、プロの交渉代理人の助けが必要なのでしょう。つてを辿って日本で実績のある指揮官と交渉するこれまでの代表監督選びのやり方(トルシエはベンゲルの紹介)を脱して、スクラッチで候補者を選定し、自らコンタクトして交渉するという初めての試みですから、試行錯誤も已むを得ないのかもしれません。ただ、4年後のブラジルW杯は日本のプラチナ世代が中心となる大会。しっかりした監督選びを行って、ゴールデンエイジを擁しながらも、その輝きを封印したまま敗れ去ったドイツ大会の二の舞だけは避けて欲しいものです。
このまま混迷が続くようだと、小倉サッカー協会会長の「ドゥンガには聞いてみたのか?」の鶴の一声で前ブラジル代表監督のドゥンガにお鉢が回ってくる可能があります。現在、新体制に入閣する日本人コーチには関口前川崎F監督が決定しているようですが、ドゥンガ監督の場合には、当然ながら、かつてのジュビロコンビの名波浩で決まり。これならば、アリだと思いますが・・・・。

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