2010年8月8日日曜日

Project KonK Ⅱ- 野の花編

初夏の車山湿原は、ニッコウキスゲで黄色く染まるそうです。ただ、今年は、満開にはほど遠かったとのことでした。生態系の熱帯化の影響がここにも及んでいるのでしょうか?
散り忘れたニッコウキスゲが緑に映える中、ノアザミ(写真一番上)が凛と空を突き、クルマユリ(写真2番目)が小さいながらもユリの気品をたたえていました。霧ヶ峰の代名詞でもあるマツムシソウ(写真3番目)の淡い青紫色の花が微笑みかけます。楚々とうつむくツリガネニンジン(写真4番目)を下から覗きこむと、メシベがはにかみます。その根元に目を移すと、白山風露(ハクサンフウロ・写真一番下)が一輪、その名前の通り、はかなげに風に揺れています。
ニッコウキスゲの一面の黄色の絨毯も素晴らしい眺めではありますが、名も知らぬ野の花たちが、それぞれの場所で一生懸命その生命の明かりを灯しているのは、感動的な光景です。比較的地味なオニシモツケの花が蝶たちのお気に入りというのも、ちょっとうれしい発見でした。名の無い花たちも、森林インストラクターのN隊長のおかげで、名前を与えられ、ブログに登場することになりました。N隊長の意図した「自然との婚活」は一応成功したということでしょうか。
Mission Complete!!

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