2009年9月9日水曜日

ガーナ戦 - 日本代表リマスター盤

09.09.09。9並びの日にビートルズ全アルバムのリマスター盤が世界同時発売されました。決して安い買い物ではありませんでしたが、我家の家宝として親子3代引継ぐつもりで、「ザ・ビートルズBox」を購入しました。早速、デビューアルバム「Please Please Me」を聴きながらこのブログを書いています。デジタル技術を駆使し、4年の歳月を費やして、原音を再現したということです。そういわれると、なにやら音のひとつひとつのキレが良く聴こえ、とてもありがたい気がします。
ところで、ガーナ戦の日本代表、オランダ戦のリマスター盤といえる出来でした。何よりも、つまらない点を与えながらも気持ちを切らすことなく逆転したという事実に、素直に喜ぶべきだと思います。TV解説の金田さんが、「本戦第2戦(初戦を惨敗し、これを落とせば予選敗退が決まる一戦)のつもりで戦え」と言っていましたが、まさに、そのシミュレーションに相応しいゲームでした。前半、あれだけシュートチャンスを作りながら、ゴールを奪えなかった日本代表が、後半、いとも簡単に4ゴール。いずれも崩してというよりも、ガーナの足が止まって、スペースが出来た中での得点でした。要は、日本代表は、ゴール前を固められた中では、シュートの体勢に持ち込めても、ゴールマウスにボールを流しこめるだけの技術レベルに達していないが、ある程度守備がルーズになっていれば、得点を重ねられるレベルにはある、ということです。如何に相手の足を止める時間帯を作っていくかが、日本がゴールを奪っていく上での重要な鍵だと思います。前半の有効なプレスは、オランダ戦と一緒。ただ、後半、無理してプレスをかけずに、多少押し込まれながらもゲームを支配していたのは、オランダ戦からの修正を感じました。そして、相手の足が止まった(=足を止めさせた)時間帯に確実に得点。見事な試合運びでした。ガーナがW杯地区予選突破を決めた直後のきつい日程であったこと、また、勝利へのモチベーションに欠けていたことは、割り引かなければなりませんが、いずれにしても、この0-2、1-3からの逆転勝利は、日本代表にとって、大きな自信となり、欧州遠征の最大の成果です。一歩前進といったところでしょうか。日本代表リマスター盤にとりあえずは拍手。

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