
ただ、オランダの方が一枚も二枚も上手でした。相手にゲームを支配されていることに対する苛立ちをみせながらも、しっかりとペース配分をしていたようです。やはり、世界の強豪。この試合運びというのは感覚的に身に染み込んだものなのでしょう。後半の一気のギアチェンジに日本はついていけませんでした。これが世界との大きな差といわざるを得ません。
岡田監督は「本戦までに90分プレスをかけ続けられるチームに仕上げる」と強気ですが、わずか9ヶ月でそれだけのスタミナ強化が出来るのか不安を抱かざるを得ません。むしろ目指すべきは、チームとしてのペース配分とメリハリの意識統一ではないでしょうか?遠藤・俊輔にフルタイムの運動量を期待するのは酷ですし、長谷部・内田のオーバーペースは修正する必要があります。オランダ戦前半に垣間見せた「ゲームをつぶす時間帯」を如何に延ばしていくかが課題になります。それが日本サッカーの成熟であり、また、W杯Best4への道でもあります。
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