2009年3月7日土曜日

YMOリベンジ - 地球はひとつ

奈良田温泉で実現ならなかったYMO(雪・見・温泉)のリベンジを目指して、同じ山梨の秘湯嵯峨塩温泉に行って来ました。折りしも前日の東京は久々の雪。ほのかな期待をいだいて中央線を降りましたが、やはり現実は厳しく、野球の韓国戦と異なって、リベンジならず。路面は履き古しのテニスシューズで全然問題ない状態でした。宿の嵯峨塩館は創業110年以上の老舗ですが、絵心がある娘婿の趣味で現代風にリフォームされ、至るところに彼のお手製の木彫りの動物・昆虫が配された内装は、木の温か味にあふれる落着きのある風情となっていました。工夫がこらされた料理も美味しく、何度も訪れたくなるような宿です。年配のご夫婦連れが多かったのも、うなずけます。温泉はph10を超える高アルカリ泉。お肌スベスベのいわゆる「美人の湯」です。露天風呂(写真)はオーソドックスなこじんまりとした造りで、川のせせらぎと小さな滝を望むことが出来ます。晩秋に、湯に浮かぶ紅葉を愛でてみたい露天風呂です。
今回は、スイス在住のスウェーデン人との二人旅でした。2mを超える大男ながら、人懐っこいところがあり、不思議と初めての日本人とでも仲がよくなってしまいます。宿の仲居さんからも怪しげな英語で話しかけられ、もっと怪しげな日本語で返事をしていました。ラウンジで品の良いご夫婦と隣り合わせになり、話していたらご主人の従姉妹がスウェーデン人と結婚されて、ストックホルムにいらっしゃるとか。また、プラハに駐在されていたことがあるということで、プラハの話で盛り上がっていました。山梨の田舎の温泉宿でスウェーデン人がプラハの話で盛り上がるというグローバル化の象徴のような光景でした。ふと、フォーリーブスの「地球はひとつ」の歌詞を思い出しました。「僕から逃げようたってダメだよ。逃げれば逃げるほど僕に近づくってわけ。だって、地球は丸いんだもん。」
(独白)中学の頃、隠れフォーリーブスファンで、2枚目に買ったレコードが「オリビアの調べ」でした。B面の「壁のむこうに」が好きでした。3枚目は「涙のオルフェ」。ター坊こと青山孝史のファンでした。ご冥福を祈ります。

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