2009年2月8日日曜日

プロジェクトYMO


毎年この時期プロジェクトYMO(雪・見・温泉ツアーの頭文字)と称して、雪深い秘湯を訪ねて粉雪舞う露天風呂でお酒を楽しむツアーを楽しんでいます。今回のメンバーは、森林インストラクターのライセンスを持つN隊長と有能なシェフでもあるシェルパTという秘湯仲間に、今回初めての参加、師匠Mを加えた4名。今年は山梨の奈良田温泉という身延駅からバスで1時間半山奥に入り込んだ文字通りの隠れ湯で雪見酒を満喫する予定でした。・・・・が、行けども、行けども、雪は無く、終点奈良田温泉のバス停も雪解けの跡さえ無い有様。前日に慌てて買ったスノトレもラ・フランス(ようなし)でした。奈良田温泉は、千三百年前に女帝孝謙天皇が奈良からはるばる湯治に訪れ、山あいの里の風景に「まるで奈良だ」と郷愁を感じたことから「奈良田」と名付けられた、伝説に彩られた七不思議の湯といわれています。ただ、昔の奈良田は、1953年に奈良田ダムの底に沈み、現在の地に温泉ごと移されたということです。わずか百戸程度の小さな山里の秘湯中の秘湯です。湯質は硫黄を含んだアルカリ泉で、天候・気温によって色が緑、青、白濁など七色に変わるという不思議な温泉です。晴れ渡った空の下、お湯の色は白みがかった青と緑の2色を楽しむことが出来ました(写真下)。また、シシ鍋や山菜など、いかにも猟師のオヤジこだわりの料理は最高でした。
帰りは富士宮に立ち寄って、話題の富士宮焼きそば食べ歩き。まずは駅のアンテナショップで、味のスタンダードを確認。10分ほど歩いて人気No.1の「前島」の卵入りを堪能。お店のオバちゃんが鉄板で焼きながら、半分ほど食べた後でソースを足して味を濃くしてから、最後は卵を割りいれて麺に絡めて食べます。1食で3つの味が楽しめるというさすがNo.1の味でした。浅間神社(写真上)まで歩いてお参りし、腹ごなしをした後、第1回富士宮やきそば鉄人グランプリ優勝の「虹屋ミミ」へ。このお店は「焼きそばの味が変わってしまう紅ショウガやネギは入れない」という、麺にこだわった店。短時間での3食目も美味しく頂きました。ご当地B級グルメ万歳!ところで、富士宮市は、大宮町が市に昇格する際に本来なら大宮市となるべきところを埼玉県の大宮市(現さいたま市)の為に、それが叶わず、富士山にちなんで富士宮市となった経緯があります。結果的にはとても良い名前になったと思います。現在、近隣の町村との合併話が進んでいるということですが、富士宮市の名前を守っていって欲しいものです。
というわけで、Y(雪)M(見)O(温泉)ツアーはならなかったものの、Y(ゆったり)M(まったり)、O(温泉)の旅、そして、Y(焼きそば)、M(満腹)、O(大食い)の旅となり、YMO、Mission Complete!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

"ラ・フランス"...で爆笑。。
そこで反応ですみませんっ!
卵を絡めたやきそば、美味しそうです。
自宅でもやってみようかな。
温泉、良いですね。我が家は受験真っ最中、まさに猛吹雪中八甲田山大行進のようです...

名波ジャパン10 さんのコメント...

Yakoさん
お嬢さんの受験大変ですね。
志望校合格をお祈りします。
目玉焼きを半熟のまま焼きそばにのせて黄身をつぶしながら食べるのは家でもやっていましたが、モチモチした富士宮焼きそばとは相性抜群でした。麺はマルモ食品という会社の麺でなければダメということです。東京でも手に入るということでしたが・・・。