2009年2月4日水曜日

フィンランド戦 - ちょっと、複雑

「5対1で仮想豪州のフィンランドを粉砕。これで来週の豪州戦も大丈夫!」といいたいところですが、正直今回のフィンランド代表は、反町湘南ベルマーレにも練習試合で負けてしまった若手主体のほぼ2軍メンバー。むしろリトマネンという引退間近のオーバーエイジを加えたU-23といった方が正しいかもしれません。それに、組織として機能していなかったし、GKは経験の無さを露呈、DFは覇気がなくてシュートに体を投げ出すどころか足さえ出さない。この大量得点は素直に喜べないところです。
とはいえ、スルーパスに反応するのではなく、スルーパスを引き出す動きで2ゴールを決めた岡崎は、今後の日本代表の大きな武器になると思います。岡田ジャパンのFW定着決定でしょうね。それに、スタンドで観ていて面白かったのは、前半の20分過ぎくらいから後半開始10分位にかけて見られた橋本・遠藤・憲剛が縦一直線に並ぶI(アイ)フォーメーションとも呼ぶべき陣形。この陣形でボールを上下動させながら前に運び、3人の縦のポジションチェンジで相手のマークをはずしていく動きは見事にはまっていました。これって、岡田ジャパンの秘密兵器?あるいは3人のアドリブ?偶然とは思えませんでした。
終わってみれば、5得点のうち4点は岡崎・香川・安田という五輪代表のゴール。内田・長友も良かったし、日本ももしかして遠藤・中澤のオーバーエイジを加えたU-23代表だった?やっぱり、北京五輪、遠藤・憲剛・中澤といったオーバーエイジを使っていたら(使えていたら)結構いいところまで行っていたのではと、ついつい忘却の彼方に押しやろうとしていた屈辱の3戦全敗を思い出してしまいました。という意味で、タイトルの「ちょっと、複雑」。(写真はFKの壁になる岡崎と憲剛。)
ところで、前回のブログで、かぐや姫をテーマにしておきながら、梅が出てくる歌がなかなか無いと書いたら、反町姫から「こうせつの『うちのお父さん』に出てきます」という鋭いツッコミを頂きました。その通り!「春になれば、下り梅の花が咲きます、お父さん。にっこり笑う、にっこり笑う、明日天気にな~あれ」。来週は岡田監督ににっこり笑って欲しいものです。

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