2010年4月11日日曜日

Team Japan

清水が負け知らずで首位を快走しています。小野が加入したことで、従来の速いパス回しに中盤の溜めが加わり、攻撃に緩急が生まれ、懐の深い、厚みのある攻撃が可能となりました。もともと守備は安定しているチームでしたから、首位にいるのも当然といえます。小野の加入により、レッズの元同僚永井が蘇り(写真)、終盤投入されるベテラン伊東が新たな役割を担うこととなりました。リードしたゲームを落ち着かせたまま終わらせる、野球でいえば、クローザーといった役割です。清水は、日本代表は岡崎のみというように、傑出した選手がいないにも拘わらず、首位に相応しい完成度の高いチームとなりました。
W杯本戦に臨む日本代表メンバーが1ヶ月後には発表されます。Team Japan(おそらくは岡田ジャパン)が結成される訳です。能力の高い選手23名を選んだところで、最強のチームは出来ません。レギュラー陣、スーパーサブ、そして、チームを支え鼓舞する控え組。それぞれの役割を演じられる選手が必要です。日韓W杯日本代表のゴンと秋田のベテランコンビのようなピッチで輝くチャンスはなくとも、ベンチやロッカールームで輝く選手も必要なのです。それがチームなのです。チームの戦術的な支柱となりうる選手は不可欠ですが、精神的な支柱となる選手も必要なのです。特に今のTeam Japanには。その役目を果たせるのは稲本でしょう。そして、キャプテン小野が加われば、Team Japanがようやくチームになると思うのですが・・・。

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