しばらく時間がたってしまいましたが、今年は4月13日、14日に伊那、諏訪に花見に行ってきました。まずは高遠の桜。江戸時代は、高遠藩の馬場の桜で、馬が埋め尽くされるほど見事に咲き誇る姿は「天下第一の桜」と称されていました。桜の種類はコヒガンザクラで、ソメイヨシノより少し小ぶりですが、赤みのある薄紅色の花を咲かせます。城址公園内には1,500本以上の桜が咲き乱れ、雪を冠した中央アルプスを望んで桜を眺めたり(写真)、桜雲橋の欄干越しに桜を見下ろしたり、散策しながら桜を愛でることが出来る絶好の観桜名所でした。次に訪れた春日城跡公園は、滑り台で子供たちが遊んでいる横でビニールシートを敷いて大人たちが酒盛りをしているという遊園地型の花見スポット。桜越しに望む南アルプスと伊那市街の眺めは格別でした。六道の堤は高遠城址の近くにある農業用溜池です。池の真ん中には松の木が生えた島が浮かび、溜池を囲む堤には桜が植えられています。水面に映る桜の撮影に訪れる写真家も少なくないようですが、ゆっくりと花見を楽しむ穴場スポットでした。伊那公園に向かう途中に立ち寄った三峰川堤には、サイクリング・ジョギングコース沿いに3kmの桜並木が作られようとしていました。まだまばらな植樹状況で、桜名所入りはこれからというところでした。伊那公園は、まさに地元の花見スポット。宴会がよく似合うのどかな桜名所でした。
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