2012年2月15日水曜日

清水桜が丘 - 新たな伝統(U-23)

高校統合により、伝統の「清水商」の名前が消える静岡市立清水商業高校(旧清水市立商業)の新校名が「清水桜が丘高校」に決まりました。一般公募の結果、所在地の「清水区桜が丘」にちなんだ命名となりました。清商(きよしょう)というシンプルで且ついかにも古豪の風格を湛えたライバル校の名前に慣れ親しんだ清高(きよこう・清水東の地元での呼び名)OBとしては、複雑な心境ですが、TVドラマに出てきそうな校名の下、新たな歴史を刻んでくれるものと期待しています。
ところで、ロンドン五輪を目指すU-23日本代表がいよいよ厳しい状況になってきました。シリアとの得点差1は、さほど騒ぐことではないと思っていますが、山田・清武・山崎という中心選手の負傷離脱に加え、ムードメーカー大津の召集が難しいというのは、極めて痛いと言わざるを得ません。関口監督は、個人での打開力を期待して原口元気を招集しましたが、今のアジアのレベルは個人で何とかなるほど甘くはありません。かなり心配です。そもそもシリア戦は組織が機能しませんでした。シリアの速い寄せに対応しきれず、底の大きな瓢箪のような陣形になってしまい、山田がくびれの部分で上下動を繰り返す展開になってしまいました。なでしこの澤の上下動が有効に機能し、チームのスイッチ役になっているのは、女子サッカーは男子に比べて、ややスピードに劣るのと、精度の高いロングパスがほとんどない為。澤が先読みして走りこんだり、戻ったりする余裕があるわけです。山田が同じことをしても、単にボールを追いかける展開となり、チームの起点となりえませんでした。シリア戦敗戦の教訓を活かすとしたら、もっとしっかりとボールをつなぎ、組織的な展開で相手を圧倒するコレクティブな戦術に立ち戻る必要があります。キーマンは濱田と山村、そして、酒井のトライアングル。駒野・阿部・闘莉王・松井・今野らの初代「谷間の世代」は、最終的には南アW杯でBest16という輝かしい結果を残しました。2代目「谷間の世代」の現U-23代表チームがこれからどう立て直し、新たな伝統を築いていくか、期待しましょう。
写真は、出張先のバリの海岸の日の出風景です。U-23も、なでしこ、西織に続いてRising Sunになって欲しいものです。それだけの潜在力はあるのですが・・・。

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